フジテレビ系生放送深夜バラエティー「オールナイトフジコ」（金曜深夜0時55分）が8日深夜、放送され、番組レギュラーの女子大生「フジコーズ」たちが“日本一期待されていないアイドルグループ”としてデビューを目指すことが発表された。

8月25日深夜の前回放送で、「フジコーズ」のデビューシングル制作が発表されていた。作詞は秋元康総合プロデューサーが手がけ、歌唱メンバー入りをかけての「フジコベストナイン選抜バトル」の開催などが明かされていた。

だが8日の放送では、メインMCの佐久間宣行氏が「デビューに向けてスタッフが現実的な調整、詰めをしていたら、やりたいってレコード会社がいくつか出てるんですけど…ちょっとかかる経費が全部出せるかどうか分からない」と告白。レコーディング代や衣装、振り付けの制作費、レッスン代、ミュージックビデオの制作費などデビューにかかる経費が「大体2000万と言われている」と言うと、フジコーズたちも驚きの声をあげた。

佐久間氏は「完全にそのお金を負担してくれるところが…まだもめてるっていう」と赤裸々に明かすと、元HKT48村重杏奈（25）は「ここまでノープランだったんですか！？」とあきれ顔。「佐久間氏は秋元康プロデュースでここまでの扱いは初めてだって」と漏らし、「現状で言うと“大人がリスクを完全に背負うほど期待されていないグループ”」と表現。村重は「かわいそう！」と嘆いた。

佐久間氏は「俺たちもなんとかしたいと思ってる。オンエアでスポンサー募集していきたい。金持ってる知り合いいない？」とさらば青春の光森田哲矢（42）に尋ね、笑いを誘った。フジコーズの沖玲萌（おき・れもに＝立教大2年）は「大学の学費をあてるしか…」と覚悟を明かしたが、村重から「大学生じゃなくなっちゃうよ！」と制止された。

佐久間氏は「っていう、これもドキュメントとして話し合いもしていこうって番組らしいよ。デビューに関するドキュメントを、毎回オープニングでやっていこうと。可能性は全然残っているから」と説明。「この際、ニュースになりやすいようにキャッチーに言うと、“日本一売れないと認定されているグループ”。現状ね。それがフジコーズ」と伝えた。村重は「めっちゃいいじゃん。底辺から始まるのが一番強いから。期待されて数字残せないのが一番しんどいから」と激励していた。