英国のダイアナ元妃が19歳だった今から40年以上前の1981年に当時婚約していたチャールズ皇太子(現国王)のポロの試合を観戦した際に着用していた羊がモチーフの赤いセーターが14日、オンラインオークションで114万3000ドル(約1億6600万円)で落札されたことが分かった。米ニューヨークに本拠地を置く競売大手サザビーズが発表したもので、白い羊の群れの中に一頭だけ黒い羊がいる元妃のアイコン的なアイテムとして知られるこのセーターは、落札額が5~8万ドルになると予想されていたが、その14倍以上の値で落札されという。1997年に交通事故死してから25年以上たった今も、元妃の変わらぬ人気と関心の高さが改めて浮き彫りとなった。
米FOXニュースによると、8月31日に入札が始まった競売は、終了間際15分で激しい競り合いとなった末、20万ドルから一気に114万ドル超えになったという。落札者の身元は分かっていない。
このセーターは、英国発のニットウエアブランド「ウォーム&ワンダフル」のもので、元妃はジーンズに合わせてカジュアルに着こなしていた。英BBCによると、結婚後にセーターにほころびがあることが分かり、バッキンガム宮殿が販売元に修復か交換を求めて送付したところ、新品が代替品として返送されたという。そして元妃は、83年にも夫チャールズ皇太子が出場したポロの試合で再びこの新品のセーターを今度は白いパンツに合わせて着用していた。
今回競売にかけられたセーターは昨年、販売元の関係者が屋根裏から偶然発見したもので、BBCによると同社への修復依頼の手紙と交換に対する王室からの感謝状も含まれており、セーターの小さな穴もそのまま残っているという。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)