50歳迎えてもおちゃめな水森かおり 最初から最後まで明るい姿に心温まる

水森かおり

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

50歳を迎えてもおちゃめな姿に、記者も自然と笑顔になった。

歌手水森かおり(50)が、デビュー記念日の9月25日に恒例のデビュー記念日メモリアルコンサートを開催した。これまでは東京・中野サンプラザで開催してきたが、同所は7月に閉館。今年は地元の東京・北区の北とぴあで開催し、本番前に報道陣の囲み取材に応じた。

まずは、会場が変更になったことについて聞かれると「なんかいつもと違って、緊張感みたいなものがほぼないですね。ハハハ」と大笑い。幼少期に過ごした自宅もほど近いといい、友人も多くいるという地元。「知り合いの皆さんも『自転車で行く』とか『歩いて行く』とか。そういうのを聞くとすごくアットホームな感じで。中野サンプラザだと『とうとうこの日が来たな』って感じで、大きな舞台で何とも言えない緊張感とドキドキがあったけど。もちろんいい意味で、プレッシャーを感じずにやれるなと。ワクワクした感じがあります」とまずは、あっけらかんに語った。

続いて話題は自身の近況に及んだ。コロナ禍もあって、新聞やテレビやなど多くの報道陣が集まったのは久しぶり。報道陣から「近況はどうですか?」と問われると「何も変わらず粛々と生きております」としんみりと話したかと思えば「今年で50歳になりまして! 節目の歳になりました!」と8月31日に50歳になったことを明るく報告した。

さらに話は続き「北とぴあでメモリアルコンサートもいいもんだなと思って。私が19、20歳の時に完成しまして。『ついに私も来年、ここで成人式ができるんだ』って楽しみにしていたら、私は昭和48年産まれの第2次ベビーブームで、子どもがたくさんいる世代だったんですよね。だから成人式の会場も3つに別れてて、私はここに入れなかったんですよ。だから特別な気持ちになれますね」と自らエピソードトークを披露した。

節目の歳を迎えたベテランに対して定番の質問の1つ「デビューした時にここまで現役でやっていると思いましたか?」という問いに対しては「結婚していると思っていました」と大笑い。「おめでたい報告はありそうですか?」とさらに質問されると「そうですね。それは必ず皆さんに報告したいですね。夢なので諦めずに待っていただきたいと思います」とサービス旺盛だった。

思ったことを包み隠さずに話すタイプ。今後の抱負について「歌を皆さんに届けるのを使命として頑張っていきたいと思います。今年で(所属事務所が)周年ということで、来年にイベント? あるんでしたっけ?」と話したところで、報道陣から見えない位置にいた関係者から何らかのサインが出たらしく「これはまだ何も? じゃぁ、私は何を話せばいいんですか?」という、スタッフとの自然なやりとりに会場は笑いに包まれた。

9月25日にデビュー29年目を迎えた。最後は「これからも歌の道をまっすぐ進んでいきたいなと思っております。心を込めて歌をお届けしたいと思います」と締めくくった。最初から最後まで明るい姿に、どこか心温まる気持ちになった。 【佐々木隆史】