真木よう子「樹齢千年1000年の樹」井浦新「化け物」俳優として人間離れと互いをリスペクト

映画「アンダーカレント」公開記念舞台あいさつに登壇した、左から今泉力哉監督、井浦新、真木よう子、永山瑛太(撮影・村上幸将)

真木よう子が(40)7日、東京・新宿バルト9で行われた主演映画「アンダーカレント」(今泉力哉監督)公開記念舞台あいさつで、共演の井浦新(49)を「私の脳内ニックネームでは樹齢千年1000年の樹」と評した。一方、井浦も真木のことを「化け物」と評し「化け物に化け物と言われ、仲間入りする覚悟を持ちました」と、俳優としてお互いをリスペクトしあった。

「アンダーカレント」は、真木にとって18年「焼肉ドラゴン」以来5年ぶりの映画主演作。04年8月から「月刊アフタヌーン」(講談社)で1年、連載された、豊田徹也氏唯一の長編漫画を、05年11月に単行本化から約18年の時を経て実写映画化した。真木は突然、夫が失踪してしまった銭湯「月乃湯」の女主人・かなえ、夫が失踪したかなえの前に「働きたい」と現れる謎の男・堀を井浦、失踪したかなえの夫の行方を期間限定で探す探偵・山崎をリリー・フランキー(59)、突然失踪したかなえの夫・悟を永山瑛太(40)かなえと悟の同級生・菅野を江口のりこ(43)が演じた。

真木は、井浦と13年の主演映画「さよなら渓谷」で夫婦役を演じ、DVシーンなども経験するなど共演歴はあるが「新さんはガッツリ芝居するのは初めて」と真正面から長時間、共演できたのは初だと強調。「現場に入って、やりとりしないと分からないな、と。現場では穏やか~なんですけど、役割を壊さない、いやすいポジションでいてくれて、カメラが回ると堀に変わる。化け物。樹齢1000年の樹。やってもらって光栄」と笑みを浮かべた。

一方、井浦も「俳優としての真木よう子さんは、映画での初共演の時から化け物だと思ったので、化け物に化け物と言われ、仲間入りする覚悟を持ちました。よう子さんと2人で紡いでいく作品…楽しみ以上に怖さがありました。本当に、いろいろな表情で、いろいろな役をされる。」と真木を絶賛した。その一方で「何でも出来るんでしょうけど、一緒に過ごして…何て不器用で素敵な方」と、長時間の共演で知った、真木の新たな一面を明かした。「だからこそ、ものすごく信じられて、作品をずっと見守り続けようと思えましたし。僕なんか芝居しないで頭で考えようとするが、よう子さんは芝居を超えて、魂をぶつけてくる、よう子さんによって堀の輪郭が出来たのは大きかった」と感謝した。