岡本健一がシェークスピア2作交互上演に挑戦「うそをつくと取り返しつかなくなる」役どころ解説

舞台「尺には尺を」に出演する岡本健一(手前中央)

岡本健一(54)が18日、東京・新国立劇場中劇場で、舞台「尺には尺を」「終わりよければすべてよし」の公開フォトコールと初日前会見に出席した。この日初日を迎える「尺には尺を」ではアンジェロ、「終わりよければすべてよし」(19日初日)ではフランス王を演じ、シェークスピア原作の2作を交互に上演する。

岡本は「稽古を2本同時にやって、やっと今日初日を迎えることができるんですけど、正直どういう感じなのか全体像みたいなのが全く見えてないんです」と笑った。「お客さんが入って初めて成立するものだと思うので、この問題作と言われるものをお客さんの中でどう提示していくのか、劇場で見ていただきたいなと思います」と呼びかけた。

「尺には尺を」の役どころについて「はたから見ると、パワハラとかセクハラとか、権力を振りかざしたりするように見えるんですけど、やっている本人からすると正しいというか、政治や権力は法律に則っていて、それを糧に自分を鼓舞していく」と説明。「だけど、ちょっと女性との愛が芽生えてしまうと、本当に簡単に崩れていく。あと、うそをつくと取り返しつかなくなるな、本当にそうだな、とかいろんなことを考えていますね」とほほ笑んだ。

2つの作品で異なる役を演じる気持ちの切り替えを聞かれ、「『終わりよければすべてよし』で演じるフランス王は、死にかけのおじいちゃんみたいな感じなので。衣装を着たら、勝手に変わっちゃいます」と答えた。カンパニーについては「信頼している部分がすごくある。人間的な部分とか性格ってよりも、作品に対して挑んでいく姿勢とか思いの強さとか技術とか」と口にし、「普段の私生活は知らないですけどね。でも舞台の上だけでつながっているような感覚です」と笑った。

浦井健治、中嶋朋子、ソニン、演出の鵜山仁氏らも出席した。