歌手でタレントの研ナオコ(70)が19日、東京・LINE CUBE SHIBUYAでデビュー53周年記念コンサートを行った。
コロナ禍で開催がかなわなかった50周年から3年を経て実現した公演。アンコールでは8日に亡くなった谷村新司さん作詞・作曲の楽曲「悲しい女」も涙ながらに披露し、故人に思いをはせた。
研はアンコールのMCで「本当にたくさんの人に支えられてここまでやってきました。まだまだ頑張りますけども、やっぱり人って寿命があるんだなと先日も痛感して」と谷村について切り出した。
「曲を作っていただきまして、それが今、新しいアルバムの最後に入っているんですね実は。これどういうことなんだろうと思いながら、この歌は締めくくりの曲なんだなと思って。これは谷村さんに感謝の気持ちを込めて」と語り「全く歌う予定はなかったんですけども、バンドメンバーにもスタッフにも急きょお願いして『1コーラスだけでもいいから歌わせてほしい』と。日にちは1日しかなかったんだけど、みんなが一生懸命時間をかけて、アレンジしてもらいました」。会場は大きな拍手に包まれた。
涙ぐみながら言葉を続け「谷村さんのところに届けばいいなと思いながら歌わせていただきます。聞いて下さい」と言い「悲しい女」を熱唱。歌唱後も「谷村さん、ありがとうございました」と涙し「私、暗い歌ばかりだから最後は明るく終わりたいんですよ」と、「LA-LA-LA」をコール。アップテンポな楽曲を歌い上げ、「ありがとうございました!」と晴れやかに締めた。
公演ではこのほか、「夏をあきらめて」「かもめはかもめ」など17曲を披露。梅沢富美男、小椋佳、宇崎竜童らをゲストに招き、途中では本人にもサプライズで田原俊彦も登場。85年に出した2人のデュエット曲「夏ざかりほの字組」も熱唱した。