西村経産相、東京国際映画祭で「映画館で妻と手握れない」岸田首相はメガネ光らせ自らの成果強調

東京国際映画祭オープニングセレモニーであいさつする西村康稔経済産業相(撮影・村上幸将)

西村康稔経済産業相(61)が13日、東京宝塚劇場で行われた第36回東京国際映画祭オープニングセレモニーに出席し、経産省の官僚時代に東京国際映画祭の担当だったと明かし、映画祭との親和性の高さを強調した。

熱烈な映画ファンで、妻と2人きりで映画館に映画を見に行きたいものの、SPが同行するため「妻と手も握れない」とのろける一幕もあった。また、岸田文雄首相(66)もビデオレターを寄せ、6月にイタリアとの間で日伊映画共同製作協定が締結した成果を強調した。

経産省は、東京国際映画祭を主催の実行委員会と共催しており、西村氏は登壇早々、満面の笑みを浮かべた。「今から35年くらい前。まだ私は経産省の官僚だった頃、20代でしたけど東京国際映画祭を担当していた時期があります。その頃、映画祭の実行委員会には徳間書店の徳間康快さんとか、松竹の奥山さん、東映の岡田さん、そして東宝は松岡さん…すごい人たちがいるなと。重鎮の方々、先輩がおられて、まだ20代の私は、なかなか十分に話もできなかった思い出があります」と若き日を振り返った。

一方で「当時から年間100本くらい、ロードショーを見に行く映画小僧でした。若い頃、お金がなかったので高田馬場とか目黒とか、ちょっと遅れて3本くらいまとめて、よく見たもの」と自身が映画ファンだとアピールした。ただ、経産相になった現状は「時間があれば妻と2人で見に行きたいと思っていますし、見に行っているんですが、なかなか2人だけで見られません。隣にSPさんが座りますので、3人でポップコーンを食べながらということになるもんですから、妻と手も握れないような雰囲気」と吐露。「妻も、そういうのがあるもんですから、最近ではNetflixとかAmazonプライムとか…」と、妻が配信で映画を楽しむようになったと明かした。ただ、やはり映画館で妻と一緒に映画を見ることにこだわりがあるようで「これからも、SPさんと3人でポップコーンをつつきながら、私も映画を見たいと思いますので、映画業界の人も面白い作品を、どんどん出していただければ」と期待した。

その後、西村氏が携えてきたという岸田首相のビデオレターが流れた。岸田氏は、今年1月にイタリアのジョルジャ・メローニ首相と会談し、6月に日伊映画共同製作協定が締結されたと説明。「両国の映画製作を後押ししていくことに合意しました。今回の東京国際映画祭では、協定締結を記念し、イタリアの映画監督特集が行われます。皆さまにとって魅力的な映画や文化との出会いや交流の場となることを心より期待してます」と早速、東京国際映画祭に、自身の成果が表れたと強調した上で、トレードマークの、メガネの奥の目を光らせた。