櫻坂46森田ひかるの研ぎ澄まされた感覚「承認欲求」MVのジャンプは「飛ぶ」でなく「投げる」

櫻坂46森田ひかる

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

櫻坂46森田ひかる(22)のこだわりを感じた。自身3度目の表題曲センターを務める10月18日発売の最新シングル「承認欲求」のパフォーマンスで、新たな試みをしている。

まず大前提として、自身がセンターであろうとなかろうと、楽曲と向き合う姿勢は変わらないという。「制作の方とか、たくさんのスタッフさんが思いを込めてくださっている作品を、私たちが代表してお届けするという意識です」とスタンスはブレない。

「承認欲求」のミュージックビデオ(MV)ではイントロから難易度の高いダンスを披露し、表情の変化でも魅了する。間奏後にジャンプするシーンも見どころの1つだ。

実は20年12月リリースの櫻坂46としてのファーストシングル「Nobody’s fault」でも間奏後にジャンプする場面がある。自身がセンターを務める「BAN」やアルバム曲「摩擦係数」などでも、パフォーマンスするシチュエーションによってジャンプすることもあった。

身長150・5センチと小柄で、小動物のようなかわいらしさも魅力だが、パフォーマンス時には人が変わったような表現力も見せる。体をいっぱいに使ったジャンプも特長の1つと言っていいだろう。

今回もスタッフから、ラストのサビ前に飛んでほしいというリクエストがあったという。ただ、「個人的にはちょっと違うことをしたいなと思っていたんです。普通に今までのように飛ぶんじゃなくて、変化がほしいなと思って」と言い、「『飛ぶ』っていう感覚ではなくて『投げる』っていう感覚でやったんです。本当に感覚なんですけど、投げたんです。体全体を上に飛ばすのではなくて」と説明した。

長年グループの振り付けを手がけるダンサーのTAKAHIROにも相談し、「自分でやってみるっていう気持ちや行動が大事だから、今回はそれでいってみていいと思う」と背中を押されたという。

「承認欲求」は既に音楽番組などでも何度か披露されている。櫻坂46は関係者からしばしば「クリエーター心をくすぐるグループ」と言われる通り、歌番組によって演出、セット、振り付け、構成などを変えさまざまな形でパフォーマンスされている。これは森田だけではないが、披露するシーンによって楽曲との向き合い方を変え、1つの作品を見る者に届ける意識が徹底されている。

ちなみに今作から櫻坂46では初めて選抜制が導入され、今年1月に加入した三期生も表題曲に合流した。特に森田とともにフロント(最前列)を務め、脇を固める谷口愛季(たにぐち・あいり=18)山下瞳月(やました・しづき=18)にも注目が集まっている。平均身長151・2センチながら、ステージでの存在感はそれぞれ大きい。

森田は「三期生は積極的な子が多くて、すごく助かっています」と明かした。「特に愛季ちゃんはすごく何か分からないこととかあったりとか、時間があったら隣に座ってお話ししてくれたりします」と感謝しつつ、「私も2人の不安を取り除けるようにしたい」と話した。

もともとグループのファンだった山下は、先輩との初めてのあいさつで「私の趣味は皆さんの生写真を集めることです」と告白して話題になった過去がある。森田は「瞳月ちゃんはこの前、『もう今は集めてないです』って言っていました。ランダムの(生写真)開封だけはやっているみたいですけど…」とほほ笑んでいた。

欅坂46時代の18年11月に二期生として加入し、20年にはグループ改名を経験。櫻坂46ではメンバー最多の3度の表題曲センターも、先輩になった意識も全てを糧にして、森田の感覚がさらに研ぎ澄まされていく。【横山慧】