落語家の立川志らく(60)が30日までにThreadsを更新。シンガー・ソングライター山崎まさよし(51)の公演をめぐる騒動を受け、師匠である故・立川談志さんのエピソードを引き合いに出して私見を述べた。
志らくは大学生だった当時、十代目金原亭馬生の落語を聞いて弟子入りを決心したが、その10日後に食道がんのため亡くなり、葬儀に参列した帰りに池袋演芸場に立ち寄ったところ、後に師事することになる談志さんが出演していたという。「トリで現れた談志が落語をやらず馬生師匠の思い出話を始め一向に落語をやろうとしない。ざわつく客席。『落語をやれ!』という野次が飛び交った。談志は悲しい顔をして客に詫びた。『落語をやる気分じゃないんだ。金なら返すよ』。この言葉を聞いてそれまで大嫌いだった談志に惚れ私は弟子になったのである」と振り返った。
続けて山崎の騒動に「外野が、歌うべきだ、熱心なファンばかりじゃないんだからその日は歌を楽しみに来た客がいるんだから歌はないといけない云々。正論に聞こえる」と言及。「でもね、その空間にいた人だけに意見を言う権利があるんだ。外から情報だけ聞いて歌手を非難するのは無責任。あの晩、談志は落語をやらなかった。当然、怒った客もいたであろう。でも私みたいに人生が変わった人もいるんだ。外野は黙っているべきです」との思いをつづった。
山崎の公式サイトは、21日に茨城・水戸市民会館で開催した公演について、希望者に対してチケットの払い戻しをする事を発表。水戸公演をめぐっては、山崎が「今日はあんまり歌いたくない」「しゃべる回にしたい」などと話して8曲しか歌わず、一部の観客が途中で帰るといった内容の投稿がSNSで拡散されるなど、物議を醸していた。