俳優オダギリジョー(47)が3日、都内で映画「サタデー・フィクション」(3日公開、ロウ・イエ監督)初日舞台あいさつに登壇し、キャスト陣の仲が深まったエピソードを明かした。
同作は、太平洋戦争が勃発する直前の上海で、世界各国の諜報(ちょうほう)員が暗躍していた時代が舞台をモノクロ映像で描く。19年にベネチア国際映画祭で披露されながらも、コロナ禍により公開が延期となっていた。撮影は舞台・上海で行われ、オダギリは日本軍の暗号通通信の専門家を演じる。スパイと女優の2つの顔を持つ主人公を女優のコン・リー(57)、日本人キャストに中島歩(35)らが出演する。
国際色豊かな顔ぶれがそろっただけに、初共演が多かったキャスト陣。うち解けるきっかけとなったのが、劇中の一幕に登場する催眠術を掛けられるシーンだったという。オダギリは「まずみんなで催眠術の先生の授業を受けるという。部屋の一番前に先生がいて、みんなで見るんですけど『本当かこれ?』みたいな怪しい感じで見ていて、それがやけにリアルというか…」と明かし笑いを誘った。「いくら、監督の作品であるとはいえ、本当かこれ? というテンションで。それが仲良くなれた初めなのかも」と撮影中の思い出を明かした。
共演の中島も「僕は途中から(部屋に)入って、何が起きているんだろうと。まだオダギリさんにもあいさつしていないのに…催眠術の授業をしていて」と笑顔で共感していた。
3日からヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋、アップリンク吉祥寺で全国順次公開。