ゴジラ生誕70周年記念映画「ゴジラ-1.0」(ゴジラマイナスワン、山崎貴監督)が、1954年(昭29)の初代「ゴジラ」(本多猪四郎監督)が公開された「ゴジラの日」の3日、邦画最大級の全国522館で公開された。
16年「シン・ゴジラ」(樋口真嗣監督)以来7年ぶりの国産ゴジラ新作への期待は大きく、午後3時時点で興行収入82億5000万円を記録した同作との動員対比265%の好スタートを切った。
公開まで、徹底した情報管理がなされた。昨年11月にシリーズ30作目として製作が発表された際は、山崎貴監督(59)が脚本、VFXを手がけることとロゴしか明かされなかった。今年9月に主演の神木隆之介(30)とヒロインの浜辺美波(23)ら俳優陣が発表されても物語を含め詳細は明かされなかった。東京国際映画祭最終日の1日にクロージング上映されたのが、公開前に一般の観客の目に触れる唯一の機会だった。3日に都内で行われた初日舞台あいさつで、山田裕貴(33)は公開前の取材で「ゴジラが出ますとしか言えない」と、俳優にも“かん口令”が敷かれたと明かした。全てがベールに包まれた中での船出が初日の爆発につながった一因だろう。
この日、北米での公開規模が邦画で空前の1500スクリーンに拡大したこと、来週にロスで北米プレミアが行われることが発表された。山崎監督が14、19、21年公開のハリウッド版を踏まえ「フロムジャパンの力を見せつける。本家が乗り込むから堂々と行く」と言えば、神木は「日本の文化、ゴジラがどう見えているか肌で感じるのが楽しみ」と意気込んだ。【村上幸将】