4人組ダンスパフォーマンスグループ、s**t kingz(シットキングス)のOguriこと小栗基裕(36)が、NHK連続テレビ小説「ブギウギ」(月~土曜午前8時)に出演中だ。俳優として少しずつ経験を積んでいる。【小林千穂】
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子供のころからドラマ好きだったが、芝居をする側になることは考えてもいなかったという。きっかけがあった。
「6年前ぐらいでしょうか、先輩の舞台を見に行っていた時、自分だったら今のせりふをどう言うかなと思ったんです。そんな話から、出てみる? と言われて舞台に立ちました。いざやると難しかったけど、気持ちいい、ダンスとはまた違うドキドキがある、と感じました」
演技を学ぶためスタジオに通うなどしていたが、コロナ禍の中、出演予定だったミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」が中止になってしまった。
「いい役だったんです…。お芝居がしたいなと強く感じました。オンラインでも演技レッスンを受け、自粛期間が開けた時、マネジャーさんにお芝居がしたい! という気持ちを伝えました。それでオーディションを受けて『孤狼の血 LEVEL2』に出ることができました」
暴力団構成員を演じ、共演した鈴木亮平に刺激を受けた。
「徹底的に準備をされる方なんです。本当に尊敬する方なので、自分もできることは何でもやろうって思ってます」
舞台も間近に控える。シットキングスのメンバーshoji(持田将史)、ジャズピアニスト小曽根真氏と、舞台「ある都市の死」(12月6~10日東京・草月ホール、12~13日大阪・サンケイホールブリーゼ)に出演する。実話を基に描いた映画「戦場のピアニスト」で知られるポーランドのピアニスト、ウワディスワフ・シュピルマン、息子、ドイツ軍将校を中心に描く。せりふ、語り、ダンスとさまざまな表現をする。
「今の時代に必要な物語だと思います。戦争、家族民族、テーマが何重にもなった作品なので、本当に大事に大事に向き合っていきたいです」
同作を大事にしたい思いで、現地も視察した。
「ポーランドにshoji君と行きました。行かないといけないと思いました。演出の瀬戸山美咲さんとも途中で合流し、ワルシャワの街を歩いて、シュピルマンと(ドイツ軍将校)ホーゼンフェルトが出会った建物や、アウシュビッツにも行きました。街はきれいになっていますが、至る所に戦争の記憶、記録があるんです。体験したことが、舞台での言葉や雰囲気に生きてくれたらと思います」
今後も積極的に演技、芝居をしたいという。
「ドラマでも映画でも何でも挑戦したいです。舞台はストレートプレイの経験がないのでチャレンジしてみたいです。本当にまだまだ経験不足なので、自信もそんなにないですが、だからこそ、当たって砕けろという姿勢で今は臨めます」(おわり)
◆Oguri/小栗基裕(おぐり・もとひろ) 1987年(昭62)1月6日、東京都生まれ。表現力に定評のあるダンサー。音楽劇「クラウディア」など出演。食生活には「あまり気を使ってないです。好きな食べ物はハンバーガー」と言うが、寝る前約20分のストレッチは欠かさない。179センチ。シットキングスは、米国最大のダンスコンテストで10~11年に連続優勝。バックダンサーとしての活躍に加え、アーティストとして注目される。10月にはダンスのみのパフォーマンスで初の武道館単独公演を成功させた。