元テレビ朝日社員の玉川徹氏は13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演した。宝塚歌劇団(兵庫県宝塚市)の俳優の女性(25)が9月に転落死し、遺族の代理人弁護士が10日の会見で、過重な業務や上級生劇団員のパワハラがあったとして、劇団側に謝罪と補償を求めた問題についてコメントした。
玉川氏は「指導なのかパワハラなのかがポイントになると思う」とした上で「テレビで見たことがあるが、下級生は廊下の壁に沿って歩いて、突き当たると直角に曲がらないといけない。あれは、上級生が真ん中を歩いてぶつからないようにするためということだが、そういうふうな一種独特な伝統、美しき伝統と思われていたものの中にもしかしたら、あしき伝統があったのかもしれない」と指摘。
「(宝塚歌劇団は)秘密の花園。ベールの向こう側にあったものを今回明らかにしないと、今までの伝統だからということではすまない時代になっているのではないか」とも指摘し、真相公表が必要との認識を示した。
また、俳優石原良純は「娘が本当に好きなことをやっていて、宝塚に入ることも大変でずっと頑張って、ずっと憧れて、その中で何が起きたのか。もう結果は見えてしまったが、せめてそれ(原因)を明らかにしてもらえなかったらいられない。補償うんぬんではなく、事実関係をちゃんと明らかにして、あなたたちちゃんと公明正大に言えるんですね、言ってくださいという思いなんだけど。僕も娘がいるけど、ここまできたらちゃんとしてあげてほしい」と、父親としての思いも交えながら吐露した。
団員の死をめぐっては10日に遺族の代理人弁護士が東京都内で会見し、「過重な業務や上級生劇団員のパワハラによって心身の健康を損ない、自殺に至った」と訴えた。「将来ある女性が命を奪われたことは極めて重大だ」として、劇団に謝罪と補償を求めた。
劇団側は10月、外部弁護士による調査チームを立ち上げ調査が進んでいた。11日に、調査チーム側から調査報告書を受け取ったことを発表。結果は「今後の改革の方針とあわせて、近日中にお知らせいたします」としている。