宝塚歌劇団 急死の団員遺族からの「隠蔽」指摘に「結果をゆがめることは一切ない」/一問一答

会見する宝塚歌劇団の木場理事長(撮影・上山淳一)

9月に25歳団員が転落死し、10月に外部弁護士による調査チームを立ち上げていた宝塚歌劇団が14日、兵庫県宝塚市内で緊急会見を開いた。会見には劇団の木場健之理事長(60)、村上浩爾専務理事(56)、井塲睦之(いば・のぶゆき、52)理事・制作部長が出席した。冒頭で木場理事長が遺族に謝罪。歌劇団による弁護士らの調査報告書の説明後、報道陣による質疑応答に移った。

会見での主な一問一答は以下の通り

-長時間労働が常態化していたという認識は

木場理事長 長時間にわたる活動の中で上級生から指導を受け、心理的な負荷がかかってしまった。安全配慮が足りていなかったことについて深く反省し、ご遺族に謝罪したい。

-報告書ではいじめ、ハラスメントは認識できなかったとある。遺族と意見が食い違う

木場理事長 報告書では故人に対するいじめやハラスメントは確認できなかったとされており、例えば『うそつき野郎』『やる気がない』といった発言の有無については、すべて伝聞情報であり、実際にそのような発言があったことは確認されておりません。

-報告書では「精神障害を発病させる恐れのある強い心理的負荷がかかっていた可能性が否定できない」との指摘がある。生み出した背景は

木場理事長 公演のスケジュールが過密になっている。精神的な余裕が失われ、心的負荷が強くなっている。

-遺族から歌劇団が「隠蔽(いんぺい)」「捏造(ねつぞう)」を繰り返してきたという指摘もある

井塲理事・制作部長 しっかりと質問があったことは、生徒のみならず関係者にヒアリングをし、回答しています。質問に対して、隠蔽(いんぺい)しているとか、ヒアリングの結果をゆがめることはいっさいしていない。