9月に兵庫県宝塚市内の自宅マンションで、宝塚歌劇団の25歳宙組団員が転落死した問題をめぐり、劇団が外部弁護士によるチームの調査報告を発表してから一夜明けた15日、同劇団は現時点で、再検証の予定については「未定です」とした。
会見には木場健之理事長(60)と、村上浩爾専務理事(56)井塲睦之(いば・のぶゆき)理事・制作部長(52)が出席。いじめやパワハラについて「確認できなかった」としたが、過重労働については認めた。
ただ、その過重労働も、遺族側が把握する時間と開きがあった。前日14日の会見最中には、遺族側の反論要旨が質問としてあげられ、再度検証を求める意向を伝えられていた。
またこの日、劇団へ、ファンらからの問い合わせもあり、件数や内容は「差し控える」としたが、「皆さまから広くご意見をいただいております」とコメントした。
劇団は14日の会見で、報道陣に「外部弁護士からなる調査チーム」による「調査報告書(概要版)」を配布。概要版とはいえ、36ページにも及んだ。その同じ文書は同日夜、公式ホームページにもアップされた。
会見は、この報告書をもとに進められたが、調査をした「外部の弁護士」は出席せず。村上専務理事は「歌劇団から委託したもので、その成果として、報告をいただいた我々がしっかりと説明をすることが適切」との考えを示した。
遺族から「隠蔽(いんぺい)」「捏造(ねつぞう)」と指摘されたことに、井塲理事・制作部長は「生徒のみならず関係者にヒアリングをし、回答しています。質問に対して、隠蔽しているとか、ヒアリングの結果をゆがめることは一切していない」と強調していた。