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学校で結成された架空のアイドルグループの成長を描く「ラブライブ!」。昨年、シリーズ初のミュージカル作品として反響を呼んだ「スクールアイドルミュージカル」が来年1月、完全オリジナル新作で上演される。初演に続きダブル主演を務める堀内まり菜(25)、関根優那(29)と、浅井七海(23)、杏ジュリア(19)に「少女たちの青春を、生で目撃してほしい」という思いを聞いた。【梅田恵子】
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「スクールアイドルミュージカル」は、既存の「ラブライブ!シリーズ」を舞台化したものではなく、完全オリジナルの青春学園ミュージカル。昨年初演されると、約30曲の楽曲のクオリティーと、アイドルを夢見る少女たちそれぞれのストーリーが大きな話題を呼び、早くも24年版の上演が決まった。
堀内は「初演の時は、ラブライブ!シリーズのファンの方に受け入れてもらえるのかなという不安がありましたが、温かい拍手をたくさんもらって、私たちもすごく感動しました」と振り返り「また大好きな役で舞台に立つことができて幸せ。パワーアップした姿をお見せしたい」と話す。
物語は、芸能コース選抜アイドル部の活躍で勢いに乗る「滝桜女学院」と、昔ながらの進学校「椿咲花女子高校」を舞台にした、スクールアイドル始まりの物語。アイドル部のセンターとして悩みを抱える滝沢アンズ(関根)と、アイドルを夢見るものの1歩を踏み出せない椿ルリカ(堀内)が出会ったことで、少女たちの青春に大きな変化が生まれていく。
4人とも、過去にアイドルグループに所属していたり、現役メンバーだったりという顔ぶれ。キャラクターたちの胸の内はよく分かるという。
関根は、アイドルグループ「Cheeky Parade」のリーダーだったころを重ねる。「アンズちゃんは歌うことが好きでセンターをやっているけど、葛藤はあるんですよね。私も実力不足を感じて、私がリーダーでいいんだろうかと悩んだことがあって。そういう経験がアンズちゃんを演じる上で生きることになってよかったです」。
やりたいことにまっすぐ向き合える、JK時代の女の子のパワーにも共感できるという。ルリカの幼なじみ、皇ユズハを演じる浅井は「私がアイドル(AKB48)を始めたのも『やりたいことをできるのも10代だからこそ』と思ったから。自由がきいて、失敗を恐れず何でも挑戦できる時」。ルリカの後輩、北条ユキノを演じる杏も「大人になる1歩手前。今しかないという感じ」と話す。
男子とはひと味違う、女の子の友情もみずみずしく描かれる。杏は「女の子ってどこか繊細で、だけどモメる時は男の子よりモメちゃったり。そういう女の子だからこそ生まれるきずなや大きな物語がたくさんあるんです」。
そんな友情は、カンパニーの中にも宿っているという。この話題になると全員おしゃべりが止まらなくなった。浅井は「LINEグループがあるんですけど、ちょっと見ない間に100件超えてたり(笑い)」。堀内も「けいこでうまくいかなくて居残りで自主練していた時、みんな帰ったかと思ったら待っていてくれて」と笑顔。関根は「女の子の現場にいると、努力や根性みたいなものがより強い。『やってやるぞ』みたいな」と大笑いした。
ミュージカルという生のステージで表現する「ラブライブ!シリーズ」の挑戦。その魅力について堀内は「素晴らしい楽曲を通して、メンバーの120%の感情をダイレクトに浴びられること」と胸を張る。「歌詞とメロディーがキャラクターの心情にすごく寄り添っているので、その場で起きる少女たちの感情を、その瞬間に目撃してほしいです」。
◆「スクールアイドルミュージカル」公演概要 24年1月11日から21日まで、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaで。出演者たちは、12月9、10日に東京ドームで行われる「異次元フェス アイドルマスター★■ラブライブ!歌合戦」にもゲスト出演する。(■はハートマーク)
椿ルリカ役・堀内まり菜
(高校時代ひとこと)「音楽学校に通っていて、ミュージカルやレッスンが好きな子たちと一緒に練習するのが楽しかったです。アイドルに傾倒してしまって勉強の方は…という感じだったので(笑い)、勉強との両立ができているルリカちゃんを尊敬します」。
◆堀内まり菜(ほりうち・まりな)1998年(平10)4月29日、東京都生まれ。07年、ちゃおガールズオーディション入賞。10年からアイドルユニット「さくら学院」として活動後、21年にソロデビュー。女優、声優としても活動中。155センチ。血液型B。
滝沢アンズ役・関根優那
(高校時代ひとこと)「高1で芸能活動を始めたので、学生生活と半々。文化祭でみんなでお化け屋敷をやったり、ポイントとなる行事で『これが青春なんだ。味わわなきゃ』と自覚していました。絵に描いたような青春の時間を過ごせたのは幸せでした」。
◆関根優那(せきね・ゆうな)1994年(平6)9月28日、埼玉県生まれ。10年に「avexアイドルオーディション2010」ファイナリストとなり、「Cheeky Parade」などで活動。16年に女優として本格的に活動開始。152センチ。血液型B。
皇ユズハ役・浅井七海
(高校時代ひとこと)「気合入れて自分の学力よりかなり高い高校に入ってしまい、放課後は居残りで勉強してから帰る日々。居残りの子たちと売店行ったり楽しかった。芸能活動との両立は大変でしたが、どうにかなったのは周りの協力と支えのおかげです」。
◆浅井七海(あさい・ななみ)2000年(平12)5月20日、神奈川県生まれ。16年、AKB48に16期生としてお披露目。21年、チーム再編成によりチームBに異動しキャプテンに就任。来年1月での卒業をすでに発表している。167センチ。血液型O。
北条ユキノ役・杏ジュリア
(高校時代ひとこと)「コロナ禍で、学園祭や修学旅行など大事なイベントが全部できなかったんです。青春って何だろう、みたいな。授業の間の10分休憩でみんなと校内の売店行ってスイーツを食べるのが楽しみでした。一応JKしていたつもりです(笑い)」。
◆杏ジュリア(あん・じゅりあ)2004年(平16)1月15日、東京都生まれ。アイドルグループ「超ときめき■宣伝部」メンバーであり、大学1年生。21年にミュージカル「オープニングナイト」~桜咲高校ミュージカル部~に出演。157センチ。(■はハートマーク)