タレント中山秀征(56)が30日、ヒューリックホール東京で一夜限りの音楽ライブ「カラオケまねきねこプレゼンツ ヒデライブ2023~令和もDAISUKI!~」を開催した。ライブ終盤には、90年代に日本テレビ系で放送された人気番組「DAISUKI!」で共演した松本明子(57)、飯島直子(55)がスペシャルゲストで登場。17年から3年連続で開催していた歌と笑いのエンターテインメントショーが、コロナ禍を乗り越え4年ぶりに復活した。
中山、松本、飯島。90年代に絶大な人気を誇ったトリオの“再会”に会場は熱気に包まれた。中山と飯島による「カナダからの手紙」、松本との「別れても好きな人」。一夜限りの豪華デュエットによる歌声に、観客はくぎ付け。中山が「まさか出演するとは」と心震わせると、飯島は「即答OKしました。またレギュラーやりたいよね」、松本も「感慨深い」と浸った。
一夜にして、当時にタイムスリップしたかのような世界観。松本は、ブルーのミニ丈ドレス姿でアイドルの“アッコ”を復活。飯島は、背中の上半分があらわになった黒いドレスで登場し、健在の艶っぽさを見せつけた。中山は「まさに等身大の僕らを歌にできたのではないかなと思っています」と話し、3人で「セーラー服と機関銃」の異名同曲として知られる来生たかおの「夢の途中」を披露。懐かしいメンバーとメロディーで会場を包んだ。
後輩芸人も個性全開で花を添えた。アンガールズ山根良顕らとの「新生ジャナイズ5」では「バン・バン・バン」など2曲を披露。サプライズゲストのはるな愛とは鳥羽一郎の「兄弟船」などをデュエットした。
アンコールは中山に万雷の拍手。坂本九の「上を向いて歩こう」など2曲を歌い上げ、「昭和歌謡の魅力をこれからも歌い続けていって、敬意を表していきたい」と大盛況のステージを締めくくった。
◆DAISUKI! 1991年(平3)4月から2000年(平12)3月末まで日本テレビ系で深夜に放送されていたバラエティー番組。中山秀征、松本明子、飯島直子、吉村明宏らがアポイントなしでロケ地を歩く“街ブラ”番組の草分け的存在で、CM前に女性タレントが「ダイスキ!」とカメラ目線で呼びかけるアイキャッチも話題となった。日曜午前0時過ぎの放送ながら、95年2月の放送回では最高視聴率となる14.7%を記録。放送後期でも10%前後の視聴率を維持し、伝説的深夜番組となった。22年以降、BS日テレで復活版が3度、不定期放送されている。
◆中山秀征「ヒデライブ」セットリスト◆
0 オープニング(ザ・ヒットパレード)
1 バン・バン・バン
2 港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ
3 色つきの女でいてくれよ
4 ダンシングオールナイト
5 燃えろいい女
6 ルビーの指環
7 松浦亜弥メドレー
8 兄弟船
9 まぼろしザワールド
10 ジュリアに傷心(ハートブレイク)
11 め組のひと
12 TOKIO
13 恋のバカンス
14 シンデレラ・ハネムーン
15 黄色いさくらんぼ
16 別れても好きな人
17 カナダからの手紙
18 夢の途中
19 ドリフのズンドコ節
20 北の旅人
21 星降る街角
22 夏だ
23 お祭りさわぎ
~アンコール~
E1 上を向いて歩こう
E2 勝手にしやがれ