【宝塚】花組トップ柚香光「どんな風が吹こうとも」 プレ退団神戸公演初日 満席ファンに感謝

「BE SHINING!!」に主演した柚香光(C)宝塚歌劇団

来年5月の退団を発表している宝塚歌劇団の花組トップ柚香光が10日、神戸国際会館こくさいホールで、プレ・サヨナラ公演となるスペシャルコンサート「BE SHINING!! -華麗なる時-」の神戸公演初日を迎えた。

オープニングから「私の人生で初めて振付をさせていただきました」と言い、武器のダンスを披露。「温かな拍手で、ほんとにペンライトがきれいで…」と、4階席までほぼ満席の客席を見やって感謝。約2000人収容の同ホールを埋め尽くしたファンから大きな拍手を浴びた。

13日まで同所で予定される今公演は、藤井大介氏の作・演出で、卓越したダンス技量と色香漂う華やかな立ち姿でファンを魅了する柚香の多彩な魅力をつめこんだ「宝石箱のようなコンサート形式の」のショー作品。新人公演に主演した「エリザベート-愛と死の輪舞-」からの楽曲など、入団からの足跡を振り返りつつ、楽曲をつむいだ。

自身主演の代表作のひとつ「はいからさんが通る」や、トップ就任前の「ポーの一族」などからも、映像が流され、柚香は踊りでも素足でのダンスを含めて多彩な表現力を発揮し、地元の神戸で躍動。すでに東京公演(昭和女子大学人見記念講堂)を終え「(今は)兵庫県民なんで! 兵庫県に戻ってまいりました」。同時退団するトップ娘役星風まどか、人気スター聖乃あすからとのステージを満喫した。

柚香は「神戸でこうして皆さまにお目にかかれ、初日を迎えられまして、皆さまの温かいお心に、感謝が胸いっぱいに広がっております」と、感謝の思いを繰り返した。

続けて「どんな状況でも応援してくださり、どんな風が吹こうとも見守ってくださるお客さまが存在するからこそ、私たちはここで今、公演ができます」と、満席の客席に語りかけると、ファンからは拍手が起こり、10秒以上続いた。

アンコールを受けて再登場すると、柚香は花組メンバーも舞台上へ呼び、またあいさつ。「いつもいつも、どんな時も応援してくださる皆さまに、普段、ご愛顧いただいている皆さまに、恩返しをさせてもらいたい、その思いでこのコンサートが実現しました」と言うと、再び、10秒以上の拍手を浴びていた。

柚香は今公演後は、来年2月には、サヨナラ公演の開幕が控える。サヨナラ公演は来年2月9日に宝塚大劇場で開幕する「『アルカンシェル』~パリに架かる虹~」で、ドイツ侵攻に抵抗し、パリのレビューを守るダンサー役。同公演の東京宝塚劇場千秋楽をもって、退団する。