大動脈解離のため、今年10月に72歳で死去したシンガー・ソングライターもんたよしのりさんの遺作アルバム「グッバイ ブラザー(仮)」(ユニバーサル)が来年2月28日に発売されることが10日、分かった。
タイトル曲「Goodbye Brother」や「昭和生まれはシブトイデ!!」「負けんとこ」など全13曲の作詞作曲を手がけた。
もんたさんは音楽活動を展開するかたわら、奉仕活動にも尽力。チャリティーコンサートを開催し、95年の阪神・淡路大震災の後には水や衣類などの救援物資を自家用車に積み込んで被災者らに配った。長年にわたりバックパッカーとして電気・水道もない発展途上国を回り、世界的な貧困問題などにも大きな関心を持っていた。
関係者によると、新型コロナウイルスの影響で世界が激変した現状を目の当たりにして「おれら世代はまだまだ自分らしく輝ける」「もっと生きることを楽しもうぜ」と自らも鼓舞し、あふれんばかりの情熱でアルバム制作にのぞんだという。
1980年(昭55)に「ダンシング・オールナイト」で独特のハスキーボイスで一世を風靡(ふうび)してから43年。死去の直前まで生歌番組に出演するなどあまりに突然の旅立ちだったが、集大成の遺作アルバムで“もんたスピリッツ”を世に残す。