第2次世界大戦中のドイツによるユダヤ人大量虐殺「ホロコースト」を描いた米映画「シンドラーのリスト」(93年)でアカデミー賞を獲得しているスティーブン・スピルバーグ監督(76)が、パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスのイスラエル攻撃について初めて語った。
米CNNによると、同監督はホロコーストの生存者の証言を記録して後世に伝えるために1994年に自身が設立した米ショア財団を通じて、10月7日のハマスによる攻撃の生存者の証言や記録の収集を行うプロジェクトの一環として1日にこの件に関して述べていたという。
「10月7日の攻撃の生存者へのインタビューの記録とホロコースト証言の継続的な収集という両方の取り組みは、歴史を保存し、ホロコーストのない世界に向けて取り組む努力の中で彼らの物語が記録され、共有されるという生存者への約束を守ることを目指している」とプロジェクトについて説明。その上で「私が生きている間に、ユダヤ人に対するこれほど言語に絶する蛮行を目にするとは想像もしていなかった」と語った。歴史を記録するこうした取り組みにおいて、「私たちは団結し、断固たる姿勢を貫かなければならない」と訴えた。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)