12月1日に3週間遅れで初日を迎えた宝塚歌劇の雪組公演「ボイルド・ドイル・オンザ・トイル・トレイル」「FROZEN HOLIDAY(フローズン・ホリデイ)」が13日、兵庫・宝塚大劇場公演の千秋楽を迎えた。
和希そらら退団者3人に続いて、あいさつに立った雪組トップ彩風咲奈は「今日という1日、また大切なものがひとつふえました。劇場にいらして、宝塚を愛してくださるお客さまに何か伝えたい。何度も悩んだのですが、不器用で気持ちばかり先走ってしまいます」と客席に語りかけた。
今公演は、10月1日から中止となっていた宙組に続く宝塚大劇場公演だった。雪組も開幕が遅れ、12月1日に幕開け。だが、5日午前公演は「舞台上のトラブル」で中断、7日午前公演は「出演者の体調不良」で、直前中止。8~10日の休演をへて、12日に上演再開となっていた。
トラブルに見舞われながらも、千秋楽へたどり着き、彩風は「苦しませてしまって、悲しませてしまって、それでもやっぱり、大切なあなたがいるから、今こうして舞台に立つことができます。皆さまへの感謝、おひとりおひとりへの感謝の気持ちを、少しでもこの舞台からお返しできるよう頑張っていきたい」。
温かい拍手をくれたファンへの思いを続けた。
「そして、世界には、それでもまだ、物語が必要だと信じて、また東京公演へ向けて、元気に走ってまいりたいと思います。たくさんの愛を、お気持ちを、ありがとうございました」
カーテンコールを繰り返し、彩風は「みなさまの温かい気持ち伝わっています」。劇団を代表する楽曲のひとつ「この愛よ永遠に-TAKARAZUKA FOREVER」の後には「ほんとに、フォーエバー。続けばいいのに」と、ファンとの交流を惜しんだ。
3週間遅れて開幕した後、休演もあったため、上演期間は短かったが「ほんとに1日1日、1回1回、スペシャルな日々をすごさせていただきました」と、熱い気持ちも吐露した。
年内の宝塚公演はこれで終了し、雪組は来年1月3日から東京宝塚劇場での公演を控える。
「そこまで(来年、東京で)英気を養って、元気に新年、お会いしましょう。幸せです。もうすぐクリスマス、大みそかから、お正月がやってきます。大丈夫です。来年も、もう一度楽しめます」
年末から年始を描いた今作ショー内容にからめて、客席とのやりとりを楽しんだ彩風。「皆さまのお気持ち、本当に、クリスマスもお正月もいらないくらい…プレゼント、愛をいただきすぎて(笑い)。皆さまからいただいた愛、とても大きくふくらんでいます」と話していた。