熊切あさ美、舞台「時来組版 蒲田行進曲」主演 結婚、妊娠で「結婚願望が甦りました」

女優熊切あさ美(43)主演の舞台「時来組版 蒲田行進曲」(17日まで同所)が13日、東京・六本木の俳優座劇場で初日を迎えた。

開場前に熊切、時来組座長の泉堅太郎(56)、16年リオ五輪水球日本代表で時代劇初挑戦の俳優安田賢也(34)が取材に応じた。

1982年(昭57)に深作欣二監督で映画化された、劇作家つかこうへい氏の不朽の名作を舞台化。舞台初主演の熊切は「気が付けば、時来組のお芝居に参加するようになって15年もたっていました。この舞台でウエディングドレスを着て結婚もさせていただいたし、妊娠もします。『蒲田行進曲』で女性としての夢がかないました」と笑った。

ヒロイン小夏役は映画では松坂慶子(71)が演じた。「みなさん、映画の松坂慶子さんの印象が強いと思います。私も、この1カ月間、毎朝起きると松坂慶子さんの映像を見てきました。小夏と言えば松坂慶子さんなんですが『熊切も良かったね』と言ってもらえるように、自分らしい小夏を頑張りたい。この年になっても『天真らんまんだね』と言われるんですが、映画の中の小夏も傷ついても明るく生きて行く強い女でした。ウエディングドレスを着て、妊娠する役なので、自分の中からなくなっていた結婚願望がよみがえってきました」。今年の漢字については「幸」を選んで「毎日、目が覚めて幸せと思える。幸せな1年でした」と話した。

映画では風間杜夫(74)が演じたスター俳優銀ちゃん役の泉は「深作監督の映画作品から、せりふを全部書き起こして、それをベースにうちの芝居のエンタメを入れて脚本を作り直しました」。時来組を作って33年。そのうち半分近い15年間、熊切と芝居で付き合っている。「気が付けば、劇団員以外で一番古いキャストになっていました。15年やって、初めて『熊切あさ美』の名前が一番上に来てこんなにも変わるんだと思いました」。今年の漢字は「『蒲田行進曲』の『蒲』にしようと思っていましたが、今は『熊』です」と笑顔だった。