国立劇場閉場で恒例初春歌舞伎は新国立劇場開催 尾上菊五郎「楽屋が広くてうろうろしちゃった」

フォトセッションに臨む、前列左から中村時蔵、尾上菊五郎、後列左から中村萬太郎、坂東彦三郎、尾上菊之助、中村梅枝(撮影・河田真司)

歌舞伎俳優尾上菊五郎(81)が14日、都内で、国立劇場主催「初春歌舞伎公演」(1月5~27日、東京・新国立劇場中劇場)の取材会に出席した。

10月に国立劇場が再整備のため閉場したため、主催公演は都内各劇場で開催する。演目は「梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)」「芦屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」「勢獅子門出初台(きおいじしかどでのはつだい)」。

「勢獅子-」に出演する菊五郎は「2024年初春歌舞伎、今までの三宅坂と違って、初台の地で務めさせていただきます」とあいさつ。この日初めて訪れた新国立劇場について「楽屋をうろうろしちゃった。とても広いんですね。くたびれちゃった」と笑った。

中村時蔵は「国立劇場の小劇場より若干大きくらいで、盆もございます。この盆を使い、歌舞伎の醍醐味(だいごみ)のある舞台をお届けしたいと思います」と、舞台転換などで使われる盆と呼ばれる舞台機構を使った演出をすると話した。

「梶原平三-」で梶原平三景時を初役でつとめる尾上菊之助は「岳父吉右衛門が初代吉右衛門から受け継いだ刀を使わせていただきます。そして岳父が生前、次に『梶原平三-』を演じるじる時に使おうと思って作った印籠も使わせていただき、岳父の教えを受け継ぎたい」と話した。

ほか坂東彦三郎、中村梅枝、中村萬太郎が出席した。