大みそかのNHK紅白歌合戦に9回目の出場を決めている演歌歌手三山ひろし(43)が19日、東京・中央区の明治座で約1300人のファンを集めてコンサートを行った。
見どころの1つは浪曲師で演歌歌手の三波春夫さん(01年に77歳で死去)が創作した長編歌謡浪曲に殺陣を合体させた「元禄名槍譜 俵星玄蕃」の初披露。公演前の取材で三山は「昨日から緊張しております。今日はすごく緊張しています」。
三波さんの長女で「三波流」を創設した美夕紀さんに12年から指導を受けている。「三波先生と一緒で芸を奉納するような気持ちでステージに立っています」。そう謙虚に話す三山に、三波さんは「食らい付いて稽古をしてきて、芸の域に達するまでやってきた。公演では(ナレーションとして)三波春夫の声も聞こえて参ります。聞いていると、三波が『三山君ありがとう』と言っているように響いているような気がします」と激励した。そして「弟子を取らなかった三波春夫ですが、喜んでいると思います」と続けた。
ステージでは来年1月10日発売の新曲「恋…情念」も初披露した。今年でデビュー15周年の三山は「これまでは温かい歌ばかりだった。今回は情念の世界に初挑戦。歌の振り幅が広がっている」と自信をみせた。
21日まで4公演を開催する。