萩原みのり、スターダスト退所&芸能界引退 約13年間活動「たくさんたくさん悩んで決めた」

萩原みのり(2022年4月撮影)

女優萩原みのり(26)が2023年末をもって所属するスターダストプロモーションを退所し、芸能界を引退することが23日、分かった。同日に本人がインスタグラムで明かした。

「今日は久しぶりにほんの少しだけ長い投稿になりそうです」としてこれまでの活動の振り返りや感謝をつづった。「何から書いたらいいのか分からなくて親指が進まずに30分が経ちました。先日、この投稿をどうやって書こうか悩んでるんだよねって友達に相談したら、そのまま書いたらいいんだよって言ってくれたから、改まらず、かしこまらず、そのまま書いてみようと思います。ドキドキする」と切り出し、序盤はデビューからの思い出に触れた。

「お芝居を始めた時、私は14歳でした。国語の音読ですら緊張して声が震える自分が俳優さんになるなんて、1ミリも想像ができなかった。オーディションは何回行っても毎回異常なほど緊張して、手も足も声も震えて、頑張ってセリフを覚えても緊張で全部忘れちゃって、1年くらい全て落ち続けました」とつづり「ある時マネージャーさんから『見てもらうんじゃなくて、見せておいで。これが萩原みのりです、って見せておいで。』ってオーディションに向かう途中に言われて。今でもその日のことはすごく覚えてるんだけど、初めてオーディションが楽しいと思えた。それが私にとって初めて受かったオーディションでした。さまざまな経験をさせていただきました。楽しかった」などと振り返った。

約13年間の活動について「すごく長かったような気もするし、あっという間だったような気もします。たくさん考えました。たくさんたくさん悩んで、決めました。私は今日まで、沢山の方々に支えていただきながらお仕事を続けてくることができました。応援してくださる皆さんが喜んでくれることが、なによりも1番うれしかったです。デビュー作の頃から変わらず支えてくださる方や、わざわざ遠方から新幹線に乗って舞台あいさつを観に来てくださる方もいて、私を見て泣いてくださる方を見て、私の方が泣きそうでした」と感謝をつづった。

萩原は地元の名古屋でスカウトされて芸能界入りし、2012年に「ベネッセコーポレーション進研ゼミ高校講座」のCMでデビュー。2013年にTBSドラマ「放課後グルーヴ」で女優デビューを果たすと2021年のMBSドラマ「RISKY」で地上波連続ドラマ初主演。今年10月公開の映画「唄う六人の女」が最後の出演作品となった。

また、プライベートでは同6月には映画監督の内山拓也氏との結婚も発表していた。所属事務所関係者によると「別の世界も見てみたい」という本人の意思を尊重し、今回の決定に至ったという。

萩原は「沢山愛をくれてありがとう。何度も何度も救われました。今まで頂いてきたお手紙も、全て宝物です。この決断をするまで一緒に悩んでくれて、背中を押してくれたマネージャーさんにも本当に感謝しています。これから先自分がどんな道を進んでいくのか1ミリも想像できないけど、30歳になった時に今よりも自分のことを好きでいられたらいいなあ、って。それが今の小さな目標です」とし「もうすぐ27歳。しっかりと、無邪気に、これからも頑張ります。皆様もどうか、たくさん自分を褒めて、たくさん甘やかして、たくさん幸せでいてください。ありがとうございましたよりもありがとうございましたが伝わる言葉が欲しくてたまりません。今までほんとうに!とっても!ありがとうございました!!!!!」と締めくくった。