<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
乃木坂46の公式ライバルとして誕生したアイドルグループ「僕が見たかった青空」が先日、「僕が観たかったワンマンライブvol.0」を開催。乃木坂46の名曲「制服のマネキン」カバーを披露した。
グループの愛称は「僕青」。AKB48や乃木坂46と同様、秋元康氏がプロデュースを手がける。オーディション倍率1551・2倍と狭き門をくぐり抜けた23人は、今年8月30日にシングル「青空について考える」でデビューしたばかりだ。
ライブの開演数時間前には、同曲をカバーしたミュージックビデオ(MV)をYouTubeで公開。グループにとって初のワンマンライブという、大きな一歩を踏み出すタイミングで「制服のマネキン」をカバーした心境を、開演直前にメンバーが明かした。
センターを務める八木仁愛(とあ、16)は「私自身今まで見る側でしたし、すごく大好きな楽曲の1つでもあったので。やらせていただくとなった時は、うれしい反面結構プレッシャーというか、本当にできるかな…って」と率直に語った。おっとりとした雰囲気を感じさせる八木は、幼少期からヒップホップダンスに取り組んできた実力者。「制服のマネキン」でも、真っすぐな瞳とクールなパフォーマンスが目を引く。「やっぱり私は本家の方々が一番なのかなと思いつつも、ライバルでその背中を追いかけているという私たちの形なので。リスペクトの気持ちを持って臨みました」と語った。
フロントポジションを務めたのは安納蒼衣(16)と吉本此那(18)。吉本は「たくさん乃木坂さんの映像を見て勉強しました。踊り方とか顔の角度、表情を意識しました」と明かした。MVでは同ポジション、同カット割りで撮影を行い、その再現性の高さがSNSなどでも話題に。衣装も乃木坂46をオマージュしたもので、音源も本家と同じ作家に依頼するなどメンバー、スタッフともに本気でこだわった渾身(こんしん)の作品だ。
安納は「乃木坂さんのライバルとしてこのグループができているんですけど、曲のカバーというのは初の試みだった。全員プレッシャーを感じたと思います」と振り返った。「比べられるっていうのはもちろんあるだろうと思いつつ、でも僕青らしさを忘れずにパフォーマンスできたら」と意気込みを語った。
ライブの本編終了後、会場には「僕青」コールが響き渡った。「制服のマネキン」イントロが流れ出すと、会場の熱気は最高潮に。そろったキレのあるダンスと、思いのこもった表情が印象的なパフォーマンスで会場を魅了した。
曲が終わりメンバーらが呼吸を整える中、柳堀花怜(18)は引き締まった表情で「改めて私たちが追う背中の大きさを実感しました」。続けて「今はまだ大きな大きな背中を追うことで精いっぱいですが、いつの日か一緒に日本のアイドル界を盛り上げていくことができるよう頑張ります!」と力強く宣言した。
どんなに険しい上り坂でも、駆け上がる覚悟はできている。僕青の挑戦は始まったばかりだ。【玉利朱音】