1978年(昭53)に宮崎駿監督(82)が初監督し、2023年に放送45周年を迎えたアニメーションシリーズ「未来少年コナン」が24年初夏に舞台化が決定した。日本アニメーションが28日、発表した。
「未来少年コナン」は、78年4月にNHKで放送され、頭角を現し始めていた宮崎氏が監督に大抜てきされたテレビアニメーションシリーズ。最終戦争後の荒廃した地球を舞台に、恐れを知らない野生児コナンが、なおも権力にしがみつく人間たちと戦う、胸躍る冒険アドベンチャー。鳥と心を通わせる能力を持つ少女や、さまざまな飛行メカ、異変を予知する虫の大群など、この後に生み出される宮崎アニメの傑作へと受け継がれていく要素がつまっている。
20年にデジタルリマスター版が放送され、22年5月から三鷹の森ジブリ美術館にて企画展示「未来少年コナン」展が1年半にわたり開催されるなど、新たなファンを獲得し続けている。地震や津波などの自然災害や戦争、エネルギー問題なども物語に取り入れられている。現代の人々にも刺さるテーマを冒険活劇として表現し、子供から大人まで、老若男女問わず長きにわたり多くのファンに支持されてきた作品だ。
イスラエルのインバル・ピント、フランスのダビッド・マンブッフがタッグを組んで演出。想像を超える感性で、芝居だけでなく、ダンス、歌や音楽、美術、衣装、照明などを巧みに操り、新しい舞台芸術作品を誕生させる。東京公演は2024年5月、6月東京芸術劇場プレイハウスにて上演し、その後ツアー公演も予定。
◆「未来少年コナン」 西暦20XX年、人類は超磁力兵器を使用し、地球の地殻を破壊、大変動が起こった。5つの大陸はことごとく海の底に沈み、栄華を誇った人類の文明は滅び去った。それから20年後、孤島・のこされ島では少年コナンが育ての親・おじいと二人で暮らしていたが、ある日、謎の少女ラナが島に流れ着き、コナンの運命が動き出す。島には工業都市インダストリアから行政局次長モンスリーが飛来して、ラナを誘拐してしまう。コナンはラナを助け出すため、いかだに乗って冒険の旅に出ることに。旅先では謎の野生児・ジムシーやインダストリアの貿易局員・船長ダイスなどと出会ってゆく。一方、自然にあふれたラナの故郷・ハイハーバーには、天才科学者・ブライアック・ラオ博士の居どころを探すインダストリアの行政局長レプカ率いる兵士たちが襲いかかる。コナンは仲間たちと巡り合い、大切な人を守るためにさまざまな困難に立ち向かってゆく。そして人類に残された世界で、新しい未来を切り開いてゆくのであった。