タケカワユキヒデが名曲「銀河鉄道999」誕生秘話明かす「3時間半で2曲…」ハラミちゃん感激

ハラミちゃんのツアーファイナルにタケカワユキヒデがゲスト出演した

ロックバンド、ゴダイゴのタケカワユキヒデ(71)が13日、東京ガーデンシアターで行われたポップスピアニスト、ハラミちゃん初の47都道府県ツアーの千秋楽公演にサプライズ出演した。2人で「銀河鉄道999」を披露。作曲を手がけた同曲の貴重な誕生秘話を明かした。

ステージでハラミちゃんとの初コラボレーションを終え、観客から歓声と拍手を浴びた。ハラミちゃんから「ご本人だからこそおうかがいしたいです。このような名曲、どうやって作ったんですか?」と聞かれると、「ご存じの方もいらっしゃると思うんですけど…」と前置きしつつ、同曲をリリースした1979年(昭54)当時のエピソードを明かした。

「別の仕事…ゴダイゴのアルバムをずっと作っている時で、(アニメ)『銀河鉄道999』の主題歌を書かなきゃきゃいけないっていうのは知ってはいたんですけど。僕は英語の歌詞が来てから曲を作るタイプだったんですよ」と説明。「詞が来るのをずっと待っていたんですけど、いつまでたっても来ない。そのアルバムを作っている時の夜中、プロデューサーが来たので、この話はなくなったのかな?って聞いたら、『今、詞ができた』って、ウソみたいな話で。それで詞を渡されたんです」と回想した。

「レコーディングいつなの、って聞いたら『明日』って言われたわけです。『明日の昼からレコーディングだけど大丈夫か?』って言われて。『まだ12時間ある』って答えたんです」と笑顔で明かすと、ハラミちゃんから「えっ!? ポジティブ~」と驚かれた。「そこからすぐ帰って自宅で曲を作って、実はあっという間にできたんですよ。譜面を書いて、ほとんどそのまんま(使えました)。ただ、その後、転調した後にカッコよく戻れなくて。そこで1時間くらい使って。これは無理だなと思って、戻さないまんまデモテープを作った。戻すのは(編曲を担当した)ミッキーに任せようと思って」と振り返った。

「さあこれを持ってプロデューサーのところに行こうかなと思って、紙をめくったらもう1曲あったんです」と苦笑い。挿入歌の「テイキング・オフ!」だったという。「これも書かなきゃいけない、と思って。で、書いて。デモテープ作って、3時半。12時に帰って3時半だから、3時間半で(2曲作った)」と告白した。

「そこからプロデューサーに持っていって、聴かせたら『いいんじゃないか』と。ただ1つだけ変えてほしいと。最後のところをオクターブ上げてくれるかな、と言われて、上げて。それで、こんなにポップな曲になりました」と話した。「3時間半で2曲。だから、うちに帰って、寝たんですよ。レコーディングの前に寝られた」と笑った。

翌日正午に、レコーディングに訪れた。「デモテープを持って行って、みんな待ち構えていて。ミッキーはその曲とラジカセだけ持って、1時間出てこないんですよ。みんなでインベーダーゲームをやりながら待っていた」と回想。「もし荒れていたらヤバイから、誰も行きたがらない。みんな忙しくてイライラしているから。それで僕が行ったんです。『どうした~?』って満面の笑みで」と明かした。

「そしたら、あとはイントロだけだ、と。作ってもらっったイントロの中に、(完成形の)チャーンチャーン、チャーンチャーン、があったんですよ。で、僕が『これにして! 他のいらない!』って無理やりあのイントロにしたんですよ」と説明。ハラミちゃんからも「運命ですね!」と言われ、「僕は曲を書いたことよりも、あのイントロを決めたことのほうが偉いと思う」と笑った。

ハラミちゃんも「すごい誕生秘話。曲もそうですけど、イントロも“神イントロ”ですよね」と興奮気味だった。タケカワは「みんなで駆け足で作った曲なんですけど、こんなに長い間ねみんなに喜んでもらえるなんて最高です。ありがとうございました」と感謝し、観客から拍手を浴びた。