人気妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる水木しげるさんの生誕100周年を機に企画された、「水木しげるさんの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~」が20日~3月10日まで横浜市の「そごう美術館」で開催される。
その内覧会が19日に行われた。
この展示会では、妖怪画制作の具体的な手法に注目。「百鬼夜行」の名前の通り、原画100点以上を一挙に公開しているほか、水木さんが妖怪を描く時の参考にと収拾した書籍や関連資料、仕事の道具などを4章に分けて構成、展示されている。
内覧会でギャラリートークを行った水木さんの長女、水木プロの原口尚子社長は、「水木はキャラを作るのは嫌いで、いるものをつかむのが好きでした。民俗学としてとらえており、昔の絵師が描いた妖怪の絵をモチーフしたり、文字から得た情報を起こして、妖怪を描いていました」と話した。また、原画は必ず2枚用意。「モノクロでは描いている人のペンタッチなどが分かります。カラーでは、本当に塗りたかった色が原画にあります」と説明していた。
妖怪の姿を見ていると、水木さんが生前、「妖怪は昔の人の残した遺産だから、その型を尊重し、後世に伝えるのがよい」と話していたのが思い出される。貴重な日本の文化でもある。