俳優伊藤淳史(40)、小池徹平(38)、脚本家の鈴木おさむ氏(51)がテレビ朝日系連続ドラマ「離婚しない男-サレ夫と悪嫁の騙し愛-」(20日開始、土曜午後11時半)の放送スタートを記念したスペシャル対談の公開収録を行い、見どころなどを語った。
同名人気漫画原作で、妻の不倫を目撃して離婚を決意した主人公が、娘の親権を得るべく弁護士や探偵らと共に奮闘する物語。3月末をもって32年間の放送作家、脚本業から引退することを表明している鈴木氏にとっては今作が地上波最後の脚本作となる。
鈴木は「辞めるとなったあとに今回のオファーをいただきました。どうせやるならバズるドラマを1本作って辞めてくれと。それを目標にしてすごいドラマを作りました」と語り「ベッドシーンも多かったり、異常なセリフもあって。小池君がドッキリじゃないかと疑うくらいでした」と笑いも誘った。
ドラマでは伊藤が主演として主人公の大手新聞社の社会部エース記者、岡谷渉役、小池が伊藤演じる渉の妻と不倫を繰り返す芸能事務所のチーフマネジャー、司馬マサト役を演じる。鈴木氏はこのほかのキャスト陣のキーマンとして渉の妻、綾香役を演じる篠田麻里子(37)を挙げた。対談内で行われた、ドラマの注目ポイントをランキング形式で発表する企画の中でも1位を「これぞ熱演! 篠田麻里子を見てくれ」とし「見てのお楽しみですが、この役を篠田がやったら面白いなと。すごく気合が入っていました」と振り返った。
伊藤も「体当たりで熱演でしたね」と語り「撮影で話していたら、篠田さんは最近ワークショップとかにも行ってお芝居をすごく勉強しているらしくて。すごい努力しているんだなと勝手に尊敬していました」と明かした。
鈴木氏は「彼女に女優として大ブレイクしてほしい」と再び熱を込め、「最終回での(篠田の)セリフがあるじゃないですか。あれは篠田が演じるということで書いているんですけど、もともとそれを言わせたかった。最終回であのセリフを言った時に、どんな女優よりも、彼女がこのセリフを言うことが一番なんじゃないかなと思いまして」と語った。
これには同撮影を振り返った伊藤も「結構自分って(演技で)涙に苦戦するタイプだったんですけど、台本通りに泣けるんだと思いましたね」と応じていた。
対談ではタイトルにかけて「~しない男」というテーマでトークも敢行。伊藤は「無理しない男」とし「結構この作品無理したので(笑い)。昨年11月で40歳ですし、本厄なんですよ。なので厄よけも行ってきまして。体に不調とか変化もあると思いますし、こんなにハードな作品なので、考えようかなと。無理しないでいこうかなと思います」と語った。小池もうなずきながら、同じく「けがしない男」とし「もうそういうのしか浮かばないんですよね。今回も演じていたら伊藤さんがいろいろ気にかけてくれて。結構力入れてやってしまっているシーンとかでも『撮影も長いし、音とかもあとで入れてくれるから』とかって声をかけてくれてます」と明かした。
鈴木氏は「僕はもう決まっています。『書かない男』ですね。締め切り締め切りの毎日で、もう嫌です」と笑わせつつ「ひとつの時代が終わるなんて言われていますけど、僕が辞めたところで変わらないですよ」と語った。
対談の最後には、鈴木氏へ後進育成も兼ねてアドバイスメッセージが振られた。「僕は小学校6年生の時に生徒会長をやったんですけど、その時に生徒会の発表で脚本を書いて、マッチ売りの少女が街中で不良にカツアゲされる物語を上演したんですよ。それがめっちゃウケて。それが成功体験となって、書いて表現することに面白さを感じるようになりました」と振り返った。
脚本家として作業している最中に当時の思い出を思い起こすこともあったとし「自分は小6から変わってないんだという恥ずかしさと共に、子どもの頃から、好きなものっていうのは変わらなくてブレていない。自分が絶対的に好きなものというのは変わらないから、好きなものを打ち出すという、そこにおびえずに、自分の中の絶対の『好き』をどんな作品にも出すことが大事なんじゃないかなと思います。勇気ある脚本家に出てきて欲しいなと思います」とエールを送った。 ドラマ「離婚しない男」は地上波で第1話放送後からABEMA(https://abe.ma/48yOh2p)でも配信する。