紙切り芸の第一人者と知られる3代目林家正楽(はやしや・しょうらく、本名秋元真)さんが21日、死去した。76歳。26日、落語協会が発表した。葬儀は近親者のみで執り行われた。最後の寄席出演は、1月19日の末廣亭だった。
▼落語協会の柳亭市馬会長コメント
正楽さんは、誰よりも寄席が好きで、寄席を大切にする芸人でした。まず一年中、どこかの寄席に、必ずと言っていいくらい、出演していました。今年の正月興行もいつも通り、お客様の注文に、見事に応えていたのですが、亡くなる前日、急に休まれたので、普段そういう人ではないだけに、余程調子が悪いのでは?と心配していましたが、こんなに早く、お別れする事になろうとは、夢にも思いませんでした。正楽さんに、もう会えないのか、あの芸を見られないのかと思うと、とても辛い。悲しくて、寂しくて、どうかなってしまいそうです。協会員も、いや正楽さんを知る人は皆、そうなると思います。今はただ、一緒に高座をつとめられた喜びと、楽しかった思い出を噛みしめつつ、ご冥福をお祈り申し上げるだけです。三代目林家正楽師匠、長い間、本当に長い間、ありがとうございました。お疲れさまでした。好きな焼酎のお湯割り、ゆっくりやって下さい。またどこかで、会いましょう。一般社団法人落語協会会長 柳亭市馬