<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>
先日、コラムニストのジェーン・スー(50)と元TBSアナウンサー堀井美香(52)がパーソナリティーを務める、TBSラジオのポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」リアルイベント「2024年1月公演『幸せの黄色い私たち』DAY2」に足を運んだ。
同番組は20年10月から配信され、同世代の女性だけでなく、幅広い世代のファンを獲得。現在は初の展覧会も行われている。
記者はプライベートで、深夜に放送されている別番組のリアルイベントに行ったこともあるのだが、記憶に残っているのは“オジサンが多すぎる”ということ。覚えている限り、同年代の女性を見たことがなかったのだが、同番組のリスナーは同世代の女性はもちろん、老若男女問わず幅広いファンがいた。
DAY2のテーマは「はしゃぐ」。公式サイトには「思い付き×行動力を兼ね備えたジェーン・スーさんと堀井美香さん。なにやらまた思い付いてしまったようです。打ち合わせの楽しい雰囲気をそのままに“太陽”の向こう側を目指していく、なんでもありウフフでイヒヒなイベントでございます」と記されていた。
前半は2人ラジオ収録を行っている様子から幕開け。本人役の2人が今回のイベントで何を披露するか、話し合っている様子が展開。そして、番組プロデューサーの電話を“盗み聞き”したスーが、番組が終了するのでは…と危機感を覚え、堀井とともに作戦会議をする。本業ではない2人が俳優として約1時間、演技を披露した。
後半は2人が実際にやりたいことを観客へ披露。スーは憧れだという、ダンサーでコレオグラファーのJESSICAとダンス、堀井はゲストのMr.マリックと空中浮遊などのマジック、そして2人が約3カ月間、練習を重ねたドラムで、TM NETWORKの人気曲「Get Wild」を演奏した。
同世代のファンは2人がやりたいことに挑戦する姿に、涙を流すファンも多く、ちょっとした発言もかなりささっている様子。「おばさんがおばさんを推すなんて、なんて良い時代だ! このままずっとしゃべっていたい」「スマホで『50代 やりたいこと』って検索すると、最初に病気って出る…」には大爆笑が起こっていた。
だが、パーソナリティーの2人とは世代が異なる記者にとっても、刺さった言葉がかなりあった。特に記憶に残っているのは「居酒屋のトイレに書いてあること、うそくさいけど大体ホント」「出来ないものが出来るようになるって本当に楽しい」。どの世代にも刺さる2人の“名言”が老若男女から愛される秘訣(ひけつ)だと思う。
記者にとって50代はおよそ20年後の未来だが、2人がドラムをたたく姿から、いくつになっても、やろうと思えば何でも出来るんだと勇気をもらった。
年を重ねることをポジティブに思わせてくれる、かっこいい50代の生きざまには説得力があった。帰り道、すぐに感化されたのかスマホで「楽器 体験レッスン」と検索した。【加藤理沙】