興収100億円超え3作品は6度目もアニメ独占は史上初 トップは158億超え「スラダン」

日本映画製作者連盟2024年新年記者発表会に出席した東映の吉村文雄社長(撮影・村上幸将)

日本映画製作者連盟(映連)は30日、都内で2024年新年記者発表会を開いた。席上で、興行収入(興収)100億円超えが3作品に上ったこと、それが6回目で、その全作品が史上初めてアニメで占められたことが明らかにされた。

邦画、洋画を通した興収トップは「THE FIRST SLAM DUNK」(井上雄彦監督)で、158億7000円を記録した。2位は、世界で最も売れた日本のゲームソフトを映画化した「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」で、興収140億2000万円。3位は「名探偵コナン 黒鉄の魚影」が138億8000万円で続いた。

「THE FIRST SLAM DUNK」を製作・配給した東映の吉村文雄社長は、ヒットの要因を聞かれ「井上先生のところに話を持ち込んだのは12、13年前。何度も何度もNGをいただいて製作、公開に取り組んだ」と製作の経緯を振り返った。その上で「国民的人気の作品だが連載、アニメの終了から30年近くたっていた。公開前は、不安な状況。声優が変わったり、期待されたアニメの主題歌ではない…話題にはなったがネガティブな盛り上がりだった」と、原作がリアルタイムで動いていない作品の映画化に一抹の不安はあったと明かした。

そして「先生の映像化への情熱が、まず1番の成功。コミックスの絵が動き出すようななめらかな動き、息遣い…あたかも試合を見ているような臨場感。奇跡的作品」と作品性が高かったと強調。「公開後、ものすごい熱いメッセージを発信していただいたのがヒットの要因となった。自発的な何かが生まれたのが1番、大きかった。分析しろと言われたら難しいが、作品の力を受け止めて、伝えてくれたのが一番のヒットの要因」と分析した。