乃木坂46アンダーライブで中西アルノらが異例のトリプルドラムセッション 感じさせた層の厚さ

「34thSGアンダーライブ」を開催した乃木坂46。(左から)小川彩、中西アルノ、松尾美佑が3人でドラムセッションを披露した

<ニッカンスポーツ・コム/芸能番記者コラム>

乃木坂46のアンダーメンバーが1月25日から3日間、横浜・ぴあアリーナMMで「34thSGアンダーライブ」を開催した。異例のトリプルドラムセッションに挑戦し、ファンを沸かせるシーンがあった。

ライブ後半に3組のドラムセットがステージに現れた。最新アンダー楽曲「思い出が止まらなくなる」でセンターとなり、同公演で初座長を務めた中西アルノ(20)、フロントメンバーとして中西の両脇を固める小川彩(16)と松尾美佑(20)が、ドラムスローンに腰かけた。それぞれがソロ演奏を披露した後、「Under’s Love」をセッション。安定したリズムを刻み、阪口珠美(22)伊藤理々杏(21)ら他のメンバーたちのダンスパフォーマンスを支えた。

アイドルグループのライブで、3人のメンバーが3つのドラムセットでセッションするというは、極めて異例だろう。そもそもステージにドラムが3台並ぶこと自体が珍しい光景だ。音楽ファンがパッと思い付くのは、トリプル・ドラムで有名な英ロックバンドのキング・クリムゾンくらいかもしれない。

中西は中高で2、3年ほどドラムを習っていたという。テレビ番組でもロケで訪れた楽器店で、即興で本格的なドラム演奏を披露しファンの間で話題になった。グループ最年少の小川は、加入前からYouTubeなどの動画を見て独学でドラムを練習していたという。松尾は初心者ながら、以前のアンダーライブでドラムに挑戦。ライブスタッフによれば、レッスンの先生からも「センスがある」と褒められた腕前という。

くしくもアンダー曲フロントの3人が「ドラム」を共通点としていた。偶然も重なり、グループ初のトリプルドラムセッションが実現した。ライブの構成に深みを持たせたのは間違いない。驚くべきは、ライブに出演したのが、昨年12月発売の最新シングル「Monopoly」で選抜外だったアンダーメンバーということだ。

中西はグループ内でも特に歌唱力に定評のあるメンバーで、CSの音楽番組でMCも務めている。小川は歌もダンスも高レベルで、踊りながらクラリネットも吹ける。運動神経抜群でチア経験のある松尾はロンダートからのバク転2回をこなす…などなど、ドラム以外の特技も挙げだせばきりがない。他のメンバーも同様だ。

もちろん、必ずしも特技があれば人気が出るというわけではないし、アイドルとしての魅力は特技やパフォーマンス面だけでは測れない部分も大いにある。演技力やトーク力など、加入後にさまざまなジャンルで急成長するメンバーもいる。ただ、少なくとも乃木坂46のオーディションに合格するルックスやスタイルを持ち、これだけの特技を有したメンバーでも選抜に入れないという、層の厚さを実感させられた。

多士済々なメンバーたちが、これからも乃木坂46に勢いをもたらしていくのだろう。【横山慧】