橋本愛5年ぶり主演映画「熱のあとに」殺人未遂事件の容疑者のその後「私の罪としてやり遂げた」

映画「熱のあとに」の公開記念舞台あいさつを行った橋本愛

女優橋本愛(28)の主演映画「熱のあとに」(山本英監督)の公開記念舞台あいさつが3日、東京・新宿武蔵野館で行われた。

19年に起きた新宿ホスト殺人未遂事件にインスパイアをされた愛の物語。服役後に結婚した沙苗(橋本)と夫の健太(仲野太賀)の平穏な生活に、なぞの女性・足立(木竜麻生)が関わることで事態が急展開していく。

約5年ぶりに映画で主演した橋本は、沙苗の「愛」に対する思いを理解するのに時間がかかったと告白。撮影の準備を進める中で「沙苗の愛こそ本物」と思えた瞬間があったという。「世間からみたら、凶器をはらんでいた愛かもしれないけど、沙苗の目線だと周りが狂っている。『この愛こそ自分が生きている証』だと、沙苗はいたって正気だった」。凶器と正気が逆転しているような沙苗を演じたことで「自分の視野が広がった」と俳優としての成長も口にした。

橋本は演じるオンとオフを明確に分けている。「本体(自分)が壊れないように。本体は快活でい続けて、表現をする時に突き抜ける」という。「普段は共演者やスタッフの人がものすごく温かかったので、私が私でいられた現場だった」と撮影を振り返った。

山本監督は映画の企画が決まった直後、橋本に手紙を書いて主演をオファーした。橋本は「沙苗を私にと思ってくださってうれしかった」とした上で、シリアスな内容ゆえに「演じるべきではないのではないか」「この映画を作っていいのか」と思い悩んだという。だが、最終的には「私の罪として最後まで責任を持ってやり遂げよう」と決意。快諾したと話した。