米山隆一氏、三浦瑠麗氏の「ミス日本」関連投稿の矛盾指摘「文春は許せないけど麻生氏は許せる」

米山隆一氏(2021年11月撮影)

立憲民主党の米山隆一衆院議員(56)が7日、X(旧ツイッター)を更新。自民党の麻生太郎副総裁の発言などに対する国際政治学者の三浦瑠麗氏(43)の発言に異を唱えた。

三浦氏は6日、自身のXで、「ミス日本2024」に出場したウクライナ出身モデル椎野カロリーナさん(26)の不倫を報じた「週刊文春」の記事を貼り付け、「『身持ちの固さは大和なでしこの美質』って誰が書いたの?編集会議に女子がいて、誰も何も言わなかったんだ。へえ、『日本の女』は身持ちが良いのが美質、あ、そう」と言及。「不倫してまっせ、で止めときゃよかったのに。性差別的な記述に謝罪するなら早めにした方がよいんじゃないかな」とつづり、「週刊文春編集部の性差別的態度に反対しましょう」と呼びかけた。

米山氏はこの投稿に、「文春の性差別的態度には賛同しませんが」とした上で、「文春は許せないけど麻生氏は許せるという矛盾が、如何にも三浦氏だよなと思います。麻生氏がOKなら文春もOKだし、文春がダメなら麻生氏もダメでしょうに」と指摘した。

三浦氏は1月30日の投稿で、麻生氏が上川陽子外相について「そんなに美しい方とは言わんけれど」と容姿に言及したことについて「麻生氏発言は彼女を推すため、身内的に『下げて』みせて『オレたち男からみても大したタマだよ』と言いたかったんだろう」と真意を推察。「相当失礼だけど」と批判しつつも、「女性記者に飲み会で囲まれたり意味なくちやほやされるのが嫌いで、頭のいい女性をリスペクトするのが麻生流」と同氏の人となりについて記していた。

米山氏はこの投稿に対しても「麻生氏が、男女問わず頭のいい人物をリスペクトする事も、悪気はなかっただろう事も認めます」とした上で、「でも問題は、麻生氏に認めるなら、例えば私にも認めるべきで、私に認めるなら世の全てのおじさんにも認めるべきだという事です。恐らくそれは、多数の女性にとって、余り居心地のいい社会ではありません」と私見を述べていた