NON STYLE石田明「日本のお笑いってレベルが高い」大阪でのエンタメイベントに意気込み

「ワラウオオサカ」開催に向け意気込みを語ったNON STYLE石田明(撮影・阪口孝志)

お笑いコンビ、NON STYLE石田明(43)が7日、大阪市の吉本興業本社で行われた大阪国際文化芸術プロジェクト「ワラウオオサカ」(9~11日)の取材会に出席した。

インバウンド観光客の増加を受け、2025大阪・関西万博に向けて大阪の笑いを国内外に発信するためのイベント。昨年は「ワラウナンバ」として、石田がなんばの街を言葉を超えたノンバーバルなエンタメコンテンツでプロデュースしたが、今回は名称も新たに笑いを提供する。

石田は「前回と同じことをやっても仕方がない。また違うものにしようということで、高島屋の前の広場でインバウンドや通行人の人がふらっと見れるショーやキッチンカーを並べて、より盛り上げたい。『そんなつもりじゃなかったのに楽しめる』みたいなものにしたい」と意気込んだ。

昨年に続き、相方の井上裕介(43)は登場しない。「不仲ではないけど、一定の距離は保ってます」と笑いながら、「井上がいると甘えちゃうんです。井上とやるお笑いが一番簡単。自分が不利な状況の方が成長すると思いますし」と今年も井上の参加は否定した。

今回のイベントを機に、8月にスコットランドで行われる芸術演劇祭「エディンバラ・フェスティバル」への参加を目指している。もともと海外の演出に興味があり、10年以上前から計画していたという。

「日本のお笑いってレベルが高いと思うんですよ。でも、日本人は真面目で退屈な人種と思われてると思う。でも、僕らからする海外のお笑いってベタやと思うことが多い。ノンバーバルで面白いと興味を持ってもらって、最終的には得意分野の漫才を日本に見に来てもらいたい。僕は『SUSHI』みたいに、『MANZAI』も世界の共用語になってほしいんです」

万博に向けては不要論も上がっているが、「震災のこととかもあって、『こんなところにお金使ってる場合じゃない』というのもごもっとも。でも、僕たちが人を楽しませるという炎は消しちゃダメだし、万博に関係なく僕らが楽しませるということには変わりはない。自分がやれることを精いっぱいやるだけ」と話していた。