第66回ブルーリボン賞(主催・東京映画記者会=日刊スポーツなど在京スポーツ紙7紙の映画担当記者で構成)授賞式が8日、コロナ禍を乗り越え4年ぶりに東京・イイノホールで開催された。
23年ぶりに主演女優賞受賞の吉永小百合(78)が、15年「母と暮せば」で母子を演じた二宮和也(40)と壇上で再会し「急にお母さんになっちゃった」と感激。来年、司会を務める主演男優賞の神木隆之介(30)と壇上で熱い握手を交わすなど日本映画界の中心で変わらぬ輝きを見せた。
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吉永の口から、二宮への思いがあふれた。「ご一緒させていただいて以来、本当の息子みたいになっちゃって。何が何でも、いろいろ心配なことがいっぱいありまして」。受賞対象作「こんにちは、母さん」の山田洋次監督(92)が手がけた「母と暮せば」で母子を演じて以来、親交を深めてきた二宮から昨年10月、独立発表前にメールで報告を受けた。今年、初対面の壇上で「大変だったと思うけれど…本当に良かった。急にお母さんになっちゃって。映画も全部、見ています。これからも頑張って…すてきな映画を」と、右手で二宮に力強くタッチした。
二宮は「写真を、撮っておきましょうか? おめでとうございます」と自らツーショットチャンスを作った。そして、こう続けた。「驚いたのは、浜辺美波ぶり。23歳なんで…でき上がっちゃいますよ」と口にした。62年「キューポラのある街」、00年「長崎ぶらぶら節」そして今回と、昭和、平成、令和をまたいで受賞した“母”の“偉業”を独特の言い回しでたたえた。
二宮のラブコールに力がこもった。「長くやって、そろそろやめた方がいいんじゃない? とネットニュースに出た。でも元気な限り大好きな映画の世界でやらせていただきたい」。生涯女優への思いは、さらに揺るぎないものとなった。【村上幸将】