沢尻エリカ(37)が9日、東京・新国立劇場中劇場で、舞台「欲望という名の電車」(10日初日、同所など)公開ゲネプロに出席した。薬物事件を起こして以来、約4年5カ月ぶりに報道陣の前に姿を見せた。
チケットは即完売。舞台初出演にして主演を務める沢尻は「素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと一緒に、(演出の)鄭(義信)さんならではの世界観を表現できるように努めてきましたので、お芝居を通してさまざまな感情に浸っていただけたらうれしいです」とコメントした。
アメリカ演劇を代表する劇作家テネシー・ウィリアムズの名作。沢尻演じる上流階級出身の未亡人ブランチ・デュボアは実家の大農園を失い、妹とその夫スタンリー・コワルスキーと質素な部屋で共同生活を送ることになる。ブランチと反発しながらも引き寄せあうスタンリー役は、沢尻と初共演となる伊藤英明(48)が務める。
沢尻は19年11月に麻薬取締法違反で逮捕され、昨年2月に3年の執行猶予が明けた。女の悲哀を感じさせる狂気的な芝居を膨大なせりふ量とともに演じきり、ブランクを感じさせない堂々とした姿は健在。カーテンコールでは立ち位置を間違え、慌てて後ろに下がる場面も。ほほ笑みをたたえながら出演者とともに礼をし、静かにステージを去った。【玉利朱音】