映画界で最も権威ある賞とされる米アカデミー賞が、およそ20年ぶりに新たな部門を新設することを発表した。2025年に公開される作品を対象とする26年発表の第98回アカデミー賞から、新たに最も優れたキャスティング・ディレクターに贈られる「キャスティング賞」が設立されるという。
文字通り、出演する俳優をキャスティングする上で最も優れた仕事をした人に贈られる賞で、業界内では長らく同部門の新設が待ち望まれていた。
アカデミー賞に新部門が追加されるのは、01年より表彰が始まった長編アニメ映画賞以来となる。
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミー(AMPAS)の最高経営責任者ビル・クレイマー氏と会長のジャン・ヤン氏は、「キャスティング・ディレクターは、映画製作において重要な役割を果たしている」とコメント。新部門を追加することを祝福し、誇りに思うと述べている。
13年7月にAMPASにキャスティング・ディレクター部門が創設され、現在およそ160名のキャスティング・ディレクターが会員に名を連ねているという。
この発表を受け、業界内では次は最も優れたスタントパフォーマーやアクションを表彰する「スタント賞」の新設を望む声が高まっている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)