小澤征悦(49)が6日、都内で行われた短編「ミッドナイト」プレス向けプレミア試写会に出席した。世界的指揮者の父・小澤征爾さんが2月6日に88歳で亡くなって以来、初の公の場となった。
「ミッドナイト」は、三池崇史監督(63)が「iPhone15Pro」のみを使っての撮影で漫画家・手塚治虫さんの漫画を実写化した20分の短編。同作は、1986年(昭61)5月から87年9月まで「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)で連載された、手塚さんにとって週刊漫画誌での最後の連載作品で、深夜の街を走るタクシードライバー“ミッドナイト”こと三戸真也が出会う奇妙な客たちの姿を1話完結で描いた。
今回は、死んだ父の跡を継ぎカササギ運輸の社長となったものの、悪徳運送会社から嫌がらせを受けていた、若い女性トラックドライバー・カエデと、ミッドナイトが出会ったACT.31-32を実写化した。主演の賀来賢人(34)がミッドナイト、加藤小夏(24)がカエデ、小澤は悪徳運送会社の殺し屋を演じた。
小澤は殺し屋ながら、手に着けた熊のぬいぐるみ腹話術のように会話しながら、ぬいぐるみの口から銃を発射する、怖くもコミカルな役どころを演じきった。
iPhone15Proでの撮影を振り返り「殺し屋役なので、暗がりが多かった。現場は本当に暗い。本編用とは別に5、6台回す。監督も、どこにいるか分からない…ああいうの、経験したことがないくらいのところで撮影してのクオリティー…iPhoneはすごいなと」と、暗がりで撮影した映像の質の高さに驚いた。
熊のぬいぐるみについては「三池さんから、台本上は拳銃を持っているとしか書いていないのに『小澤君、これ着けてみて』と。手塚ワールドではなく三池ワールド」と、原作にはない三池監督の発案だと明かした。
さらに「1日撮影し、次の日、三池さんがトコトコ来て『あれ、兄ちゃん』いう事を聞きながら、という設定でした」と、熊のぬいぐるみが殺し屋の兄という設定だと説明。「兄ちゃん、兄ちゃん」などと口にして、退場時まで取材陣、関係者を笑わせるなど終始、明るい様子だった。