さくらももこさん元夫、TARAKOさん抜擢の真相「神に誓って言えるが…」

亡くなったTARAKOさん

フジテレビ系アニメ「ちびまる子ちゃん」(日曜午後6時)で知られる漫画家さくらももこさん(本名非公表)の元夫で、株式会社さくらプロダクションの社長を務めた音楽評論家の宮永正隆氏が11日までにX(旧ツイッター)を更新。同アニメの主人公・まる子役を務めた声優TARAKOさんの起用の経緯について真相を明かした。

9日、TARAKOさんが4日未明に亡くなったことが発表され、宮永氏は「一部報道で『当初、まる子役は別の声優だったが、さくらももこさんがイメージと違うと再オーディションを行い、自身の声に似ているTARAKOさんを選んだ』とあるが間違い」と、TARAKOさんをめぐる逸話に言及。「様々な声優が第1話冒頭を読むカセットを私が聴きTARAKO氏だと直感。さくら氏と一緒に聴く前に、二人とも『まる子の声は、少なくとも理科教室のお姉さんのような"ハキハキした活発タイプ”ではない』という見解で一致してはいたが、様々な声優さんの声に続き、TARAKOさんの声が流れた瞬間、心の深い部分がほぐれて細胞に染み入った。『この人しかいない』とお互いうなづいた」と経緯を説明した。

また、10日に放送されたフジテレビ系「Mr.サンデー」にアニメ音響監督の早瀬博雪氏が、まる子役を選ぶ当時のオーディションについて語ったことを受け、宮永氏は「神に誓って言えるが”まる子の声優を決めるオーディション”など存在しない。私とさくら氏の二人でテープを聴き、TARAKOさんに決め、それをアニメ会社に伝え、決定したのだから」と否定。「そもそも『まる子』アニメ化の時点で音響監督だったのは早瀬氏ではなく、本田保則氏だ」と指摘した。