NHK「出演者に対する性的搾取、性的虐待を排除」ジャニーズ性加害受け人権ガイドライン発表

NHK稲葉延雄会長(2023年1月撮影)

NHKは13日、都内の同局で定例会見を行った。同日付で「NHKの出演者に対する人権尊重のガイドライン」を発表した。

人権、人格を尊重した番組の制作・放送などの強化を目指して作成。NHKおよび関連団体のすべての役職員は同ガイドラインを順守し、出演者の人権、人格を尊重して、安心・安全な制作現場の確保に努めていくという。

同ガイドラインは旧ジャニーズ事務所の故ジャニー喜多川元社長の性加害問題などを発端に、昨年末の「NHK紅白歌合戦」放送前に作成。その他の番組にも適用するものとして今回発表された。

稲葉延雄会長は「このガイドラインを他の番組にも広げていく。内容は紅白の時と同じです。NHKの番組は関連団体も制作しておりますので、関連団体も含めたガイドラインとなります。新年度から番組出演者の所属事務所に賛同を求めていきます」とした。

ガイドラインの内容は以下の通り。

「NHKの出演者に対する人権尊重のガイドライン」

・人権、人格を尊重し、コンテンツ制作のあらゆる段階で、誰もが十分に能力を発揮できる規律ある制作現場を目指します。出演者に対する性的搾取、性的虐待を排除し、悪質な嫌がらせや差別的または攻撃的な行動を認めません。

・制作現場において、人種、民族、国籍、宗教、障害、政治的思想、性別、年齢、ジェンダーなどいかなる理由による差別も認めません。

・強制労働など人権を侵害する労働慣行は認めません。

・子どもの人権を尊重し、児童労働や児童虐待を認めません。未成年の出演者については、労働基準法など関係法令・法規を順守します。

・出演者1人ひとりの心身の健康に配慮し、安心・安全な環境の確保に努めます、NHKおよび関連団体のすべての役職員は、出演者の人権を尊重します。