フジ渡邊渚アナ顔出し近影公開「その手離さないで」大病の友人への接し方の思いつづる/全文掲載

フジテレビ渡邊渚アナウンサー(2022年3月撮影)

昨年7月から病気療養中のフジテレビ渡邊渚アナウンサー(26)が19日、自身のインスタグラムを更新。大病になった友人への接し方について、自身の体験を元に長文でつづった。

白い帽子と白のセーターを合わせ、笑顔の近影写真をアップ。「先日ストーリーで『大病を患った友人になんて声をかけていいかわからない』という質問をいただきました。正解ってあるのかな?私もパッと思いつかないのですが、自分がされて嬉しかったことを考えてみました」と切り出した。

接し方の1つとして「まず、声をかけるだけがサポートじゃない、と思います」とし、「特に記憶に残っているのは一緒に泣いてくれた日です。痛みを分かち合ってくれる人がいるなんて、私は何て幸せなんだろうと思えて、心が軽くなりました」と打ち明けた。

そして「何より一番嬉しかったのが、“変わらない”ということでした」と記し「自分がどんどん変わっていってしまう中で、これまでと全く変わらずに接してくれた人の存在がとても大きかったです」とつづった。

自身の体験から「だから、周りに病気と闘っている人がいたら、どうかお願いです。その手を絶対に離さないでください」と訴え、「その人はこれから病気に左右されて本来の自分じゃなくなってしまうこともあるかもしれないけれど、それでもずっと変わらずにそばに居続けて欲しいです。本心とは違うことを言って、大切な人を傷つけてしまった後悔を抱えて生きるのは辛いから。すれ違っても向き合い続けてほしいです。関係だけは不変であり続けたい、が願いです」としたためた。

渡邊アナは昨年7月17日、体調不良のため、担当する朝の情報番組「めざましテレビ」(月~金曜午前5時25分)を欠席。同局広報は「体調回復次第の復帰予定で、時期は未定です」と発表。同年10月22日には、3カ月ぶりとなったインスタグラムへの投稿で自身の病状を明かした。ベッドで横たわる写真をアップし「6月頭に体調を崩し、7月半ばから入院・治療のため仕事をお休みしています。たくさんのご心配とご迷惑をおかけして申し訳ありません。また、たくさんのあたたかいコメントありがとうございます」とつづり、一時は歩行困難だったことも明かした。

今年最初の投稿では「今日は病院終わりに、東京体育館へ春高バレーを見に行きました」と、東京体育館で開催中&同局で放送中のバレーボール全日本高校選手権(春高バレー)を生観戦したと報告。27日には黒バックの背景に「『手首が痛いーーー』って叫んだつもりが『乳首が痛いーーー』って言ったみたいで 家族に激震が走った」とつづり元気な様子も見せている一方、現在も病名は明かしていない。

▽渡邊渚アナ投稿全文

先日ストーリーで「大病を患った友人になんて声をかけていいかわからない」という質問をいただきました。

正解ってあるのかな?私もパッと思いつかないのですが、自分がされて嬉しかったことを考えてみました。

まず、声をかけるだけがサポートじゃない、と思います。

言葉にすることって本当に難しくて、

言葉で励ますことができるならそれはそれですごいけれど、私の場合は当初、周りからかけられる言葉の多くがそれほど心に刺さりませんでした。

「絶対良くなるよ!」みたいなエールをもらっても、何を根拠にそんなことを?とひねくれた感情を抱いてしまったり...

初期は何も受け入れられない状態で、自分とちゃんと向き合ってくれる医師や看護師さん、ソーシャルワーカーさんに絶大な信頼を置いていました(入院中は家族とも面会ができなかったので)。

そんな中、特に記憶に残っているのは、ソーシャルワーカーさんが一緒に泣いてくれた日です。

痛みを分かち合ってくれる人がいるなんて、私は何て幸せなんだろうと思えて、心が軽くなりました。

そして、何より一番嬉しかったのが、

“変わらない”ということでした。

自分がどんどん変わっていってしまう中で、これまでと全く変わらずに接してくれた人の存在がとても大きかったです。

親友は、以前と全く変わらずにくだらない話をしてくれるし、同い年の看護師さんとは恋バナをしたり、どこのコンビニのパスタが一番美味しいかなんて会話をしたり。笑

普通の同世代の人たちとの隔たりを感じていた中で、何気ない会話をして、“変わらないこと”があると気付けた時、とてつもなく嬉しかったです。

だから、周りに病気と闘っている人がいたら、どうかお願いです。

その手を絶対に離さないでください。

その人はこれから病気に左右されて本来の自分じゃなくなってしまうこともあるかもしれないけれど、それでもずっと変わらずにそばに居続けて欲しいです。

本心とは違うことを言って、大切な人を傷つけてしまった後悔を抱えて生きるのは辛いから。

すれ違っても向き合い続けてほしいです。

関係だけは不変であり続けたい、が願いです。