八代英輝弁護士、大谷翔平会見に「時系列から納得できた」水原氏が重ねたうその流れを説明

八代英輝弁護士(2011年9月撮影)

TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)が26日、放送された。番組内ではドジャース大谷翔平投手(29)が25日(日本時間26日)、元通訳の水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博で450万ドル(約6億7500万円)の借金を抱えて大谷の銀行口座から返済が行われ解雇された一連の騒動に関して会見したことを特集した。

八代英輝弁護士(59)は大谷の会見に対し「合点がいったというか、ふに落ちた」と切り出し「ドジャースの開幕戦後のミーティングで、水原さんが賭博依存症だって話した時に、ドジャースの幹部もいたわけですよね。大谷さんと水原さんの間で、立て替えについて意思疎通があったようだとドジャース側が触れていたっていうことが取材でも漏れている。それはおかしいなと思っていた」と話を進めた。

そして「ドジャースサイドもだまされていて、水原さんの説明に。水原さん、ドジャースに説明する前にもう一段、うそをついていた。その時は自分の友達の(借金の)肩代わりだと」と語った。大谷は会見で「一平さんは、僕と話してわかったのは、一平さんにではなく某友人の借金の肩代わりとして、支払ったという風に僕の代理人も含めてみんなに話してます。その翌日にさらに尋問で一平さんは僕たちの代理人に対して借金は自分のもの、つまり一平さん自身が作ったものだとういうのを説明しました。それを僕が肩代わりしたという話をそのときに代理人に話したそうです」と語っている。

八代氏はさらに「今度はESPNやドジャースに説明する時は、自分の借金だけれども、大谷さんとその部分にはコミュニケーションを取っているとうそに変わり、そのうそをドジャースも代理人も信じたんだけれども、20日にその話をした後、大谷さんはその場で聞いてて分からないからホテルで話そうと。ホテルに行く、どう考えても話がおかしい、それで代理人を呼ぶ、ドジャースの人も呼ぶ、そこですべてがうそだっていうことがようやく分かりましたっていう説明だった。時系列から納得できました」と語った。

大谷は会見内で、自身の賭博への関与は一切なく、お金が送金されたことを開幕戦直後のミーティングで初めて知ったと明かした。「僕自身は、何かに賭けたりとか、誰かに代わってスポーツイベントに賭けたりとか、それをまた頼んだりということはないですし、僕の口座からブックメーカーに対して誰かに送金を依頼したことももちろん全くありません」と関与を完全に否定。「数日前まで彼がそういうことをしていたのも全く知りませんでした」と明かし「彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつ、みんなにうそをついていたというのが結論」と話した。