三浦瑠麗氏、大谷翔平と水原一平氏の“友情”に私見「愛される魅力や度量がこうした悲劇を…」

三浦瑠麗氏(2021年撮影)

国際政治学者の三浦瑠麗氏(43)が26日、X(旧ツイッター)を更新。ドジャース大谷翔平投手(29)の通訳を務めた水原一平氏(39)の違法賭博問題について言及した。

三浦氏は「友情というのは大変デリケートで、それに乗じた甘えや十分に報われない不満や行き違いが生じたりする。輝けるスターが特に仕事関係で友情を維持するのはとても難しいことなので、期待しない方がラク。だがどんなに悲しくとも、裏切るより裏切られる側でいたいよな、と思って大谷さん報道を見ている」と、これまで良好だった大谷と水原氏の関係に思いをめぐらせつつ、友情に関する自身の考えを記した。

続く投稿では、水原氏の違法賭博をめぐる問題を念頭に置き、「相手をつい『自分のモノ』と勘違いするのは親密な関係でよくあること。愛情がなければそう思いこまない。なぜ? というような言動が、その人からすると、大事な存在を守るつもりでついた嘘だったりする。親密すぎて自分と相手を分別できないと、ほんとうは過ちをおかした自分の身を守っているにすぎないのだけれど『相手を守るんだ』という自己正当化がなされることがある」と持論を展開した。

続けて「そういう関係を断ち切るのは簡単だけれど、より深い人生修養につながる道は、この事象を多方向から突き詰めること。なぜ裏切られたのかを振り返るにあたっては、(たとえ無責任な形にせよ)大谷さんが彼に愛されていたからだと考えることもできるのではないか」と私見を述べ、「大谷さんの能力や富。それだけでなく、愛される魅力や度量がこうした悲劇を生んだりもする。小説よりも奇なりというのはこういうことだ」とつづった。

大谷は25日(日本時間26日)に開いた会見で、「結論から言うと、彼が僕の口座からお金を盗んで、なおかつみんな僕のまわりにもそうですね、うそをついていた」とし、自身の賭博への関与や、自身の銀行口座から450万ドル(約6億7500万円)が送金されたことへの関与を完全に否定。また、水原氏については「僕自身も信頼していた方の過ちで悲しいというかショックですし、今はそういう風に感じています」と話した。