「証拠があるなら是非お見せいただきたい」発言の宝塚村上浩爾理事長「恥ずかしい。お詫びしたい」

遺族へ謝罪し会見で頭を下げる左から村上浩爾宝塚歌劇団理事長、嶋田泰夫阪急阪神HD代表取締役社長、大塚順一阪急阪神HD執行役員(撮影・加藤哉)

昨年9月に宝塚歌劇団の25歳宙組団員が急死した問題で、歌劇団、劇団親会社の阪急阪神ホールディングス(HD)側が28日午後、大阪府豊中市内で緊急記者会見を開き、劇団関係者らのパワーハラスメントなどがあったことを認め、遺族側へ謝罪した。

同日、遺族側との交渉も合意に達したと発表した。

昨年11月の会見では調査報告書の内容を盾に「パワハラはありませんでした」と断言し、「証拠があるなら是非お見せいただきたい」と発言した村上浩爾理事長(56)も謝罪した。

当時の発言について「以前、そのような発言したとは恥ずかしく、たいへん申し訳ない気持ちでいっぱいです。当時、ご遺族への思いが至らず、反省している。おわび申し上げたい」と謝罪した。