太田英明アナが4月復帰へ、文化放送「ゴールデンラジオの顔」メンタルの不調で2年半のブランク

東京・港区の文化放送

メンタルの不調のため休養してた文化放送の太田英明アナウンサー(60)が、4月5日放送の「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜午後1時)の金曜アシスタントとして復帰する。29日、同番組の冒頭でパーソナリティーの大竹まこと(72)が明らかにした。

大竹は「お知らせですが、今日までお世話になった鈴木純子さんが今日で卒業となりました。4月から太田さんが来てくれることになりました。2年半のブランクがありましたが、治療をして復活することになりました」とアナウンスした。

太田アナは昨年7月21日に同局のメールマガジン「アナウンサーコラム」で、メンタルの不調により休養していたことを告白。「去年(22年)の1月から、長期で会社を休んでおりました。メンタルの不調が原因です。どうしてこういうことになったのか、自分でも正直、把握しきれていないのですが、突然、マイクの前に座ることに強い恐怖感を覚え、会社に行けなくなってしまったのです」とつづっていた。

「結局、再び会社に行けるようになるまで、およそ7か月かかってしまい、とても苦しい思いをしました。その間、妻はしっかりと私をサポートしてくれました。また、文化放送の医務室のスタッフの方は、献身的に支えてくださいました。友人、知人からも随分励ましてもらいました。大竹まことさんやいとうあさこさんからは、温かいメッセージもいただきました。しかし、何よりありがたかったのは、多くのリスナーの皆さんが心配してくださったことです」と話していた。

「マイクの前に復帰して、私の声がラジオから再び流れてきたとき、多くのリスナーの皆さんが、わがこと以上に喜んでくださいました。中には、涙を流してくださった方々もいて、そんなメールやお便りもいくつも頂戴しました。やはりラジオは、文化放送は、番組は、喋り手は、リスナーさんに支えられているのだと、今更ながらに強く実感したものです。(中略)ただ、本調子には程遠く、突然不安感が襲ってきたりしますし、ニュースを読んでいる最中に急に不安スイッチが入ってしまい、呼吸困難に陥りそうになったこともありました。それでも、前を向いて、いずれは以前のように溌溂とマイクに向かえるようになりたいと、心から願っています。やや暗い、重たい内容になってしまいましたが、このメルマガの読者の中にも、メンタルの面で苦しんでいらっしゃる方もいるかもしれないと思い、敢えて書き記してみました。もしも、そういう方がいらっしゃいましたら、決して一人ではありませんので、共に歩んでいきましょう」と前向きにつづっていた。

◆太田英明(おおた・ひであき)本名同じ。1963年(昭和38年)5月19日、東京都生まれ。慶大文学部卒業後の86年に文化放送に入社。「GO!GO!スタジオカー」「真夜中のレースクイーン」などを担当。