向井亜紀が涙で体調不良を乗り越えた近況明かす、子宮頸がんで通算18回手術 人工血管除去報告

「長野智子アップデート」に出演した向井亜紀(左)

タレントの向井亜紀(59)が3日、文化放送「長野智子アップデート」(月~金曜午後3時30分)にゲスト出演。パーソナリティーの長野智子(61)に病気を克服した近況と友情の大切さについて語った。

2人は1981年(昭56)から85年まで同局で放送され、女子大生ブームをけん引した人気番組「ミスDJリクエストパレード」の卒業生。4月1日に長野の冠番組がスタートしたことから、縁のあるゲストとして向井が招待された。

2人は今年元日に放送された新春特番「憧れのミスDJ座談会」でも千倉真理(61)を交えて登壇。その際に、向井は深刻な病と闘いながら、病院を抜け出して出演していたことを明かした。

長野から「亜紀はいつもどうやって前向きにモチベーションを保っているの?」という質問が飛ぶと、向井は「みんなに会いたいという気持ちがあると、そこでテンションがあがる。この間、真理と智子と3人でミスDJの同窓会をやったとき、体調が絶不調でした。入院していて(放送)やって、また病院に戻った」と振り返った。

「だれにも言っていなかったけど、17~18年前に入れた人工血管がダメになって。それを抜いて。『この状態では多臓器不全で亡くなる人もいますよ』と言われて、おなかを切って人工血管を外して。あのときはまだおなかにガーゼがたくさんあって、よく(放送に)行けたなと。2人に会えることの楽しみ、テンションでなんとかなった」と涙ながらに振り返った。

現在は回復して、人工血管も入れずに歩行できる状態だという。向井は「智子とか真理に会うことがすごく大事で、めちゃめちゃチャージしました」涙声になった。

向井は自身のブログで00年に子宮頸(けい)がんで最初の手術を受けた後、右腎臓の摘出手術や人工血管の置換手術、直近では大腸がんの一種である「S状結腸がん」の手術など、通算で18回の手術を経験している。

向井によると、長野は自己肯定感の低い控えめな性格だという。「女子同士っていつどう腹を割って話して良いかつかみきれない。ある日酒を飲みながら腹を割ってみたら、こんな自己肯定感がありすぎる人もいる中で、こんなところで泣いているの? 智子、しっかりと」と励ましあってきたという。

亡くなった川島なお美さんとの思い出も語った。長野は「亡くなる数カ月前までみんなで会っていた。一番元気だったから信じられなかった」と振り返る。向井によると定期的な食事会では「みんなで集まるときは、なみ美ちゃんが『智子は白ワイン』『亜紀は赤ワイン』『真理は飲まないからお会計係』『私はシュワシュワ(炭酸)』」と会を取り仕切ってたという。次に会う日も川島さんのライブと決めていたが、帰らぬ人になった。

長野はミスDJについて「1つの時代を生きて駆け抜けた、青春を一緒に過ごしたメンバーでした」と振り返った。