日向坂46ハマスタライブ3日間で10万人動員 キャプテン佐々木久美「もう迷いはありません」

日向坂46「5回目のひな誕祭」DAY1でパフォーマンスする、左から高瀬愛奈、加藤史帆、佐々木美玲(上山陽介氏撮影)

日向坂46の5周年ライブ「5回目のひな誕祭」の千秋楽が7日、横浜スタジアムで開催された。

5日の齊藤京子(26)卒業コンサートを含む3日間3公演で、計約10万人を動員。四期生の正源司陽子(17)が新センターに立つ新曲「君はハニーデュー」(5月8日発売)を初披露した。キャプテン佐々木久美(28)が6年目の決意を語った。

冒頭からスタジアムが一体感であふれた。加藤史帆(26)が「私たちとおひさま(ファンの総称)の皆さんで、この空間をハッピーオーラでいっぱいにしましょう!」と笑顔でアピールした。佐々木久美は「5周年ということで、今までにない一番の大盛り上がりのライブにしていきたいと思います。準備はできてますか? 伝説のライブにするぞ~!!」と絶叫。ファン3万3000人から大歓声を浴びた。

ライブ後半では、齊藤のセンター曲「月と星が踊るMidnight」を、小西夏菜実(19)をセンターに据えて四期生11人が披露した。「ドレミソラシド」「好きということは…」などと続けて、スタジアムのボルテージは最高潮に達した。

本編ラスト、「君はハニーデュー」を披露した。グルーヴ感ある王道アイドルソングで、22年9月加入の四期生ながらセンターに抜てきされた正源司が、フレッシュに躍動し、大好きな赤とオレンジのペンライトの光で埋まった会場を熱狂させた。パフォーマンス後「本当にすごく楽しかったです!!」と笑った。

アンコールでは、9月7、8日に、ひなたサンマリンスタジアム宮崎で「ひなたフェス 2024」を開催することも発表された。「日本のひなた」とも呼ばれ、たびたび番組ロケなどで訪れるなどグループにとってゆかりのある宮崎で初の公演となる。発案者の佐々木美玲(24)は「ビックリしました。まさか。フェスを開くことが決定しました。楽しみだね!」と大喜びした。

アンコールの「JOYFUL LOVE」で、四期から一期の各期を代表して正源司、高橋未来虹、小坂菜緒、佐々木久美が1人ずつスピーチした。佐々木久美は「今の日向坂46に、もう迷いはありません」と宣言。「みんなで手をつないで横一列になって、これからも歩き続けていきます。おひさまと一緒に大きな夢をたくさんかなえていきたいです! 自分たちのことを信じて、おひさまのことを信じて、歩み続けていきます」と伝え、拍手を浴びた。

昨年、4年続いていた紅白出場が途切れるなど、壁にもぶち当たった。同12月にメンバー全体で話し合い、「もう1度、東京ドームでコンサートをする」など目標を定めた。この日のダブルアンコールでは、佐々木久美が「私たちのでっかい夢を歌った歌があります。歌いましょうよ、みんなで!」と呼びかけた。東京ドームへの思いをつづった曲「約束の卵 2020」を合唱し、3日間を締めくくった。